おはようございます!最近の沖縄は天気が悪いです...
「dore dore?キッチンカープロジェクト」のクラウドファンディングを開始してから19日が経ちました。(9月20日00時00分現在)
今日は「意外と知られていないdore dore?の秘話」について紹介したいと思います。もしよかったら読んでみてください!
皆さんが「キッチンカー」と聞いて思い浮かべる車ってどのようなものですか?
サービスエリアとかでご当地の名産物を売ってる小さな車?
それとも、オフィス街などでランチタイムになるとやってくるご飯屋さん?
どちらも間違いではないです。そしてそれらの多くが ”業者” によって手掛けられた車になります。自分の好きなデザインを描いて、持ち寄ることで「自分が思い描いているキッチンカー」を作ることができます。また、それは世界に1台しかない愛車となるのです。
なんかロマンがあっていいですよね。
でも私たちは今回、その”業者”に頼らずに「全て自分の力で創り上げる」ということを決めました。その意味での「ゼロから作る」ということだったのです。
キッチンカーの作成は、まず「設計図」から始まりました。道路交通法を破らないように、サイズを決めて、なんとなくの型取りをしてみました。設計図を書くのは人生で初めてだったので、建築関係の知人に何度もアドバイスをもらいました。
勉強も含めて実際に沖縄県内のキッチンカーを色々みて回りました。良いところはできる範囲内で真似しようと思い、何度も設計図は更新されていきました。
次に車の購入をしました。本当は2トンのトラックとかでやりたかったのですが、予算的に「軽トラ」が精一杯でした。自分で車を買ったのも人生ではじめてです。友達にはツーシーターのホワイトの車って言ってます(笑)
車の準備ができたら、実際に「キッチンカーの製作に必要なもの」を買い始めました。一番最初に買ったのは「ホームセンターのノコギリ」です。次に友達のおばあちゃんから「脚立」を借りました。そして木材、断熱材、鉄板、接着剤、ビスなど「組み立てながら買って」を繰り返しました。
私たちの製作所は沖縄の真ん中にある「北谷」というちょっと大きい街の「倉庫」です。風通りはちょっと悪かったけど、ホームセンターまで車で5分くらいのとても便利なところでした。
相方のユーマには土工の経験が少しありました(中学時代)。僕には全くありません。毎朝9時から夜、自分たちが納得行くところまでぶっとうしで作業を進めました。今思えば、誰かに頼ればもっともっと効率よく作業を進められたのかもしれません。
初心者レベルだけどほとんどの場所は切ってくっつけての作業だったので、何とか乗り越えていきました。それでも一番難しかったのは「ドアと扉の部分」でした。この2つにはありえないくらい時間を取られました。
扉の片方がしまっても、もう片方は閉まらないし。まっすぐ切ってるはずなのに、なぜか斜めになってるし。。。接続部分の雨漏り大丈夫かって何回も倉庫の管理人のおっちゃんに言われました。そんなこんなで終盤はパワープレーで乗り切ってしまいました(笑)
負けず嫌いな2人なので、ほとんど毎日が言い合いでした。些細なこと1つでも違う違わないで争っていました。話の延長線上から、最終的に「昼ごはんを何にするか」で言い争いになったこともあります。
でも、暴力になるとユーマには絶対勝てないと思うのでそこだけは避けました。
まだ「完成」までは届いていませんが、あとは微調整と軽トラに箱を乗っけるだけのところまできました。キッチンカーとしてのスタートはここからですが、実は2人にとってのチャレンジは半年前から始まっていました!!
「2人の若者の挑戦」なので、できそうだなと思ったことは全て自分たちの手でやろうと決めています。ユウマと口喧嘩になったらその日に解決するようにと決めています。「とりあえずやってみよう」を合言葉にこの半年間、キッチンカーに全力を注いできました。
まだ完成はしていないけど、すでに「愛しのキッチンカー」になっています。自分のことよりも大切にしていると思います。これから自分たちが作ったキッチンカーと一緒に「だれかを笑顔にする」と思うとワクワクが止まりません!
皆さんには「応援(支援)」という形で手伝ってもらいました。その小さなお返しとして10000円以上の支援をしてくださった方に「あなたの名前を車に載せます。」というリターンを含ませていただきました。
これは「実際にメンバーの一員としてキッチンカーを引っ張っていく」といった意味を持ちます。皆さんの名前をキッチンカーに乗せて、沖縄を動き回ろうと思います。
そんなキッチンカー「dore dorte?」が正式に完成したら、皆さんには直接見て欲しいと思います。クオリティーは高くないかもしれないけど、全身全霊をかけて作り上げたキッチンカーだと言いきれます!!
いつか皆さんが遊びに来てくれる日を楽しみに、引き続き突き進んでいこうと思います!ここまで読んでくださりありがとうございました。
関野滉大