賃貸でもできる(現状復帰可能な)簡単な内窓をつくり、断熱効果を高める工事をしました。部屋の寒さは、窓からの輻射冷却を防ぐのが第一歩です。
2階の腰窓の断熱
依頼前は、ご覧のように結露がすごい状態でした。
いろいろな方法がありますが、窓枠の幅が広かったので、そこに細い角材を両面テープで固定して、断熱窓に使う中空ポリカのレールをつくります。
中空ポリカは、4.5mmのツインカーボを使いました。サイズを合わせて切ってから、両端の穴をセロテープでふさいで空気層を確保しています。
引き違いで開け閉めできるようになりました。
日中の温度差も、ガラス面と中空ポリカ面では2〜3度の違いがありました。その後、結露もほとんどなくなって、ガラス面からの冷気がほとんどなくなりました。
1階の掃き出し窓の断熱
リビングの窓から伝わる冷気がすごかったので、ここにも内窓をつけることにしました。
ここも窓枠に余裕があったので、この部分に引き違いの建具をつくることにしました。
窓枠の材料に溝を掘って、中空ポリカを差し込めるように加工します。
まずは1枚、建具が完成しました。
通常は鴨居と敷居で引き戸を固定するのですが、角材を両面テープで固定して建具のガイドをつけました。床を掃き出せるようにしたいので、中央部分はガイドレールをつけませんでした。
3枚のうち、中央の建具が右側にスライドして、内窓とガラス窓の間に収まるようになっています。
工事した日は、春のように暖かかったので気温差は実感できませんでしたが、夜にお邪魔したところ、内窓を開けると冷気がひんやりと流れてきたので、効果は高いと思います。これで結露もほとんどなくなると思います。
このような断熱改修は、以下のリターンで可能です。
2〜3日でできる内外装リフォーム(交通費、材料費は別途)
50,000円
2Fの簡単な内窓の場合、材料費は約5000円。
1Fの建具をつくる場合、材料費は約2万円。