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あなた史上、最も遠い地から年賀状が届くかもしれない。「空飛ぶ年賀状」プロジェクト

現在の支援総額

121,500

121%

目標金額は100,000円

支援者数

37

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2014/12/12に募集を開始し、 37人の支援により 121,500円の資金を集め、 2014/12/18に募集を終了しました

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あなた史上、最も遠い地から年賀状が届くかもしれない。「空飛ぶ年賀状」プロジェクト

現在の支援総額

121,500

121%達成

終了

目標金額100,000

支援者数37

このプロジェクトは、2014/12/12に募集を開始し、 37人の支援により 121,500円の資金を集め、 2014/12/18に募集を終了しました

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ここはウィーン。ウィーン西駅。

数々の国際列車の往来する主要な駅です。

予め書いたはずの第3話が何かの誤りで消し飛び、今は新宿のとあるカフェで書き直しを余儀なくされています。

 

到着した日が元旦のため駅の窓口がしまっており多少のタイムロスはありましたが、何とかプロジェクトを進めるべくここウィーン 西駅に着きました。

今回は移動が多いのでいかに移動中に作業を進めるかがプロジェクトを完遂する肝と捉えていました。

この初日はウィーンから9時間かけてスイスはチューリヒへの電車の旅。

まさに一人世界の車窓からです。あの皆さんのイメージする音で間違いありません。

ばばっばばばば〜ばぁ〜ば〜ん♩♩

 

電車に乗ってみるとそこは天国。人生において天国へ行くまでがなかなか地獄だという説もありますがそれはさて置き

そこは私にとってのまさに天国。

完璧な高さの作業台とも言える机、左手には窓からの一面の雪景色。適度な広さ。

おてなしのチョコレート。

その上、高低差ゼロの位置にある完璧なゴミクズ入れ。(写真左手)

封筒を作る際は実に細かい紙くずが出るのです。それを拾い集めるのがなかなか大変。

ましてや封筒作り日本代表の肩書きも背負っております。車内で散らかしたまま帰るなんて事してしまったら日本人の評判も落としかねません。

そんな心配をまさに字の如く一掃する完璧な位置にあるゴミクズ入れ。カットしてスライドさせるだけで、なんと綺麗な仕事をできることでしょう!

 

さぁ、やっと待ちに待った封筒作りスタートです!

 

他人の目なんて気にしません。おまけに電車内のビジネスエリアに陣取りましたから何か聞かれても「ビジネスです!」とビシッと言ってやるつもりでした。

(結局旅の最後まで聞かれることはありませんでしたが・・・・。)

 

48時間振りの封筒作り。カッターが滑ります、呻ります。楽しくてしょうがないです。

おまけに手を休めれば、窓からは美しい程の銀世界。右手にはカッター。左には完璧なゴミ入れ。

・・・・・・・・・・外からみたら異様な光景ですね。

 

電車が揺れるので多少製作スピードは落ちましたが、空港で発見した紙を使って颯爽と作ります。

作り疲れたら今度は手紙や年賀状を書きます。

主にその繰り返しでした。

(やっとプロジェクト報告っぽくなってきましたね!)

しばらくの間、作業を進めていると、車掌さんがきました。まさに世界の車掌です。

「やばい!!」

とちょっと焦りましたが、なんの問題も止むなし。

乗車券のチェックとチョコレートを配布してくれました!

本当はこの時のチョコを同封したかったのですが、みなさんに送った「pick up」チョコの方が美味しかったので、これは私のエネルギーへと変わりました。

 

雪が降っていた為か、電車が予定よりだいぶ遅れていました。

のでオーストリアの西 ザルツブルクで乗換えをする事に。

一度下車して素敵なポストカードをゲット。

パンとオリーブオイル、なにやら美味しそうなブラックベリーでエネルギー補給。

何とここはモーツァルトの生まれの地だったのですね。

1時間程の観光を終え、チューリヒ行き電車にride on。

作業、手紙、年賀状 時々、睡眠 をとり 無事にチューリヒ中央駅に着きました!

ここは私の最も好きな場所の1つであり、大っきい電光掲示板の下で

「やっぱここだね!」とか一人言をぶつぶつ。

日本では無いので一人言も気にしません (笑)

今回は友人への年始の挨拶も兼ねていたので、そこからさらにバスに乗りました。

 

ここで久々にやってしまいました。

降りるべきバス停をメモし忘れていたのです。

時刻は19時。気温は零下。しかもこっちは終バスが早いので間違えても引き返す術がありません。

左手には15キロの取手の外れたカバン。

右手は手袋の無い手に携帯。

あるのは強い意志のみ。

 

正直賭けでした。友人宅の住所を穴が空くほど眺め、目を閉じ直管を

研ぎ澄まし・・・・

とある駅です降りました!えい!

 

降り際に運転手さんが「本当にここでいいんかい?終バスもうないよ?」

と問いましたが、「ここで降りずして何時ぞ降りる。失敗もまた良き経験となり」 と言い放ち、いざ下車。

 

降りるとそこは一面の銀世界。人っ子ひとり、銀キツネ一匹たりともいません。

 

 

電波も無し、地図も無し、歩くには遠し、おまけに荷物もめちゃ重し。

数十分程のウロウロしましたが、友人宅の手掛かりなし。気温は零下。これはこれは久々に(失敗)やっちまったか・・・・・・・

と思っていたら・・・・・・・・・・・・・・・・遠くから私の名を呼ぶ声。

 

 

 

助かった・・・・・・・!!!!!!!!!

 

 

 

 

ー第3話 完ー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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