2019/05/31 20:59

みなさん、こんにちは
わたしは、宮尾節子と申します。

ひとのちから、ことばのちからを信じて
未来に向かって、詩を書くものです。

ひとには、ことばがあることを
一編の詩だって、捨てたもんじゃないことを
みなさんに、知ってもらうために。


だれにも、希望があることを
どんな時にも、なにか方法があることを
わたしじしんが、知るために。


そして、明日の詩集を出すために――

***

このように宣言して、はじまった、そして、たくさんのみなさまに応援頂いた・・・
「宮尾節子明日の詩集出版プロジェクト」、おかげさまで終了日の5月18に、目標額達成し無事終了することができました。ほんとうに、ありがとうございました!

「おめでとう!最後まで、ハラハラドキドキの、クラウドファンディングだったね!」と友人からお祝いのメッセージが入りました。ほんとうに、今まで詩を書いてきて、はじめてのチャレンジで、ワクワク、ドキドキ、ハラハラがオーバーでない、手に汗にぎる毎日でした。

新しい詩集出版のかたち、と思ってのチャレンジでしたが「中原中也もクラファンでしたよ!」(今で言えばですが…)との驚きのコメントを頂いたり、「がんばってください!」「応援しています!」「いつも、読んでます!」「詩集、楽しみにしています!」……ふつうに出版したら、出会えないみなさんの声を直接いただきながら、ひとりの対応では結構きついこともありましたが、日々届けてくださるみなさんの応援は、そのきつさを凌駕する、しあわせな日々でした。

こんなに、みんなに見守られて、うれしい気持ちで詩集を作れるなんて、今まで経験のないことでした。

ただ、後半はちょっと慣れない対応に体調を崩してしまい、活動報告などご連絡も滞り、プロジェクトの盛り上がりも、ひと波引いて停滞気味。やっぱりわたしのような地味な詩人ごときには、望みすぎの目標額、達成は夢だったかもしれない・・・とにわかに恥ずかしくなったりして、正直、プロジェクトの成功は諦めはじめておりました。

でも、たくさんのご支援くだった方々や、数々の温かい応援メッセージを頂いたことだけでも、詩を書くわたしには、たいへん励みになり、身にあまるできごと。こんな体験は、はじめてのことです。プロジェクトの成功はできなくても、成長はできたことは確かです。ありがたいなあ、やってよかった、支援くださった方々の、期待に添えるよう、やるべきことをがんばろうと、そんな風に気持ちを切り替えておりました。まずは、体調回復だと――。

そして迎えた最終日に、ちょっとした奇跡が起こりました。パソコンに向かっているわたしの目の前に「パトロンが現れました!」(以下*↓*の)通知のキャンプファイアーからのメールが、目の前の画面をまるで流星群がやってきた日の、流れ星のように、つぎつぎ飛び込み始めたのです。

            *↓*

            ***

そして、あれよあれよと、言う間に支援者数が、どんどんふくらみ。応援メッセージも届けられ、おお、おお、と感激していると、「プロジェクト成功、おめでとうございます!」知り合いから、連絡がはいり、「えっ!そうなんですか?」とあわてて、サイトを見に行くと……な、なんと

すでに目標額を達成(締め切り3時間前)していました!そして、わたし用のプロジェクト管理画面には「おめでとうございます! ただいま、あなたのプロジェクトがSUCCESSしました。」の以下画面が表示されました。

わーーい!おめでとうと「SUCCESS(サクセス)」のことばに、宝くじに当たったような嬉しい気持ちになり、「うわあ、やったーー!!」ひとりで飛び上がってしまいました!

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UPJ6(ウエノポエトリカンジャムシックス)で、お世話になり、やはりイベントでキャンプファイアーのクラウドファンディングを成功させていた、代表のひとりの胎動LABEL生駒くんに、やってみようかな。。と思いついたとき、じつは、いちばん最初に、おそるおそる相談したのでした。。

そのとき「大丈夫っすよ、宮尾さんなら」と軽く背中を押してくれたのでした。そして、紹介いただいた担当の方も、これまた素敵な若い方ですが「大丈夫でしょう!」と笑顔を見せてくださって、その笑顔にも救われる思いでした。「え、チームじゃなくて、ひとりでやるんですか?」と二人にも驚かれましたが。ときどき泣きが入ったり、いろんな困った場面で、的確でスマートなアドバイスを入れてくれて、随分助かりました。

若い二人の、支えがなければアピール文も仕上がらなかったと思います。表紙の写真のチョイスも担当者のアドバイスで決まりました。ほんとに、ありがとうございました。裏で支えてくだっさった、お二人にもほんとうに感謝です。

わたしも、何かをはじめようとするひとに「きっと、だいじょうぶ」「うまく、いくとおもうよ」そんな風に、勇気の背中を押せるひとでありたいな。。と思いました。

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さて。おかげさまで、明日の詩集出版プロジェクトも、ついに終了時間を迎え。画面には「終了」の文字と112%達成<おめでとうございます>が表示されました。


最終日の夜には「キャンプファイアーのトップ画面に、あなたのプロジェクトが掲載されています」?のメールも届きました。
覗きにいくと、なんと、CAMPFIREの総合サイトの人気上昇中のプロジェクトのトップになっていました!(詩人、捨てたもんじゃないぞ、と思いました笑)詩の世界のことを、多くのひとに知ってもらえるといいなと、うれしかったです。*以下の画像です。
後でわかったことですが、最終日のPV(見学者数)が、なんと、2565(人)となっていました。たくさんの方が注目してくださり、見守ってくださったことがわかって、胸がいっぱいになりました。

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ハラハラ、ドキドキ、そしてワクワクの、約2ヶ月がの冒険の旅が終わりました。

人は、ひとりでは生きられないこと。詩も、人に支えられて生きていること。さまざまな、思いが去来した日々でした。ご支援、応援もさることながら、大きな、宝をみなさんに頂いた気がします。

「ひとのちから・ことばのちからを信じること」「どんなたいへんな時にも、何か方法があること」みなさんに頂いた、宝を生かせる詩人でありたいです。

半世紀以上も詩を書いてきて、いい歳をした詩人のわたしが、トライしてみたプロジェクト。たのしかったです。そして、みなさんと出会えて、とても、しあわせでした。

だれにも「どんなときにも、何か方法があること」もしも、そんなメッセージを伝えられたら幸いです。わたしの詩も、結局、人の生きられる、そのような何かの方法をさがしながら、書き続けているのかもしれません。。

そして、

このプロジェクトをやっているうちに、エールを送ってくださる、みなさんの存在や、ことばに触れているうちに、わたしの思いもどんどん変容していきました。

ほんとうに、詩は生き物です。当初決めていた、本の題も放り投げ、また、新しい詩が生まれてきたのです。そして、新しい題も決まりました。

この、プロジェクトを始めて、生まれたものです。


こんどの詩集は、みなさんと一緒に作り上げた思いがあります。なので、新しい詩集は、今までで、いちばん、幸せな詩集となります!
(*北の国の小さな出版社の、社長さんも、大喜びしてくれました。)

どうぞ、待っていて、ください。
(*「千と千尋」の釜爺みたいになって、ただいま、詩集も、リターンも、準備を進めております!)

最終日、ひとり、またひとりと、支援者の方があらわれる様子は
一行、また一行と、詩が仕上がっていく様子を見るようで…画面のまえで、感動していました。応援を、ご支援を、感動を、ありがとうございました。

プロジェクトを成功の翌日は、最高の五月晴れのお天気でした。とても、しあわせな気持ちで、自転車を漕いでいるときに、まるで花束のような、大きな一本の花咲き誇る、薔薇の樹と巡り会いました。祝福してくれてるようでした。

さいごに、応援くださった、みなさま。そっと、見守ってくださったみなさまに、この薔薇をプレゼントさせてください。
そして、祝福を。。

ほんとうに、ありがとうございました!
宮尾節子拝