Check our Terms and Privacy Policy.

アクション俳優 丞威(ジョーイ) 世界へ挑戦!!

映画「HiGH&LOW 2」「孤狼の血」「サムライマラソン」「TOKYO TRIBE」「琉球バトルロワイヤル」などに出演した丞威(岩永ジョーイ)です。国外での映画撮影や海外デビューのために必要な資金を集めるため、プロジェクトを立ち上げました!*Watch more in English ↓*

現在の支援総額

3,174,500

126%

目標金額は2,500,000円

支援者数

128

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/03/25に募集を開始し、 128人の支援により 3,174,500円の資金を集め、 2019/04/25に募集を終了しました

エンタメ領域特化型クラファン

手数料0円から実施可能。 企画からリターン配送まで、すべてお任せのプランもあります!

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

アクション俳優 丞威(ジョーイ) 世界へ挑戦!!

現在の支援総額

3,174,500

126%達成

終了

目標金額2,500,000

支援者数128

このプロジェクトは、2019/03/25に募集を開始し、 128人の支援により 3,174,500円の資金を集め、 2019/04/25に募集を終了しました

映画「HiGH&LOW 2」「孤狼の血」「サムライマラソン」「TOKYO TRIBE」「琉球バトルロワイヤル」などに出演した丞威(岩永ジョーイ)です。国外での映画撮影や海外デビューのために必要な資金を集めるため、プロジェクトを立ち上げました!*Watch more in English ↓*

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

thumbnail

その③ アクロバット

  ロサンゼルスの公立小学校では体育の授業がありません。 その代わりに民営の体操教室が充実しています。僕は5歳くらいから、器械体操やトランポリンの教室に通い始めました。空中で身体をコントロールする能力や器械体操的な技を身につけることは、柔軟性や回転技と同様に、ダンスを踊るにあたって、身体表現の範囲が広がる、またそれらはできるだけ早い時期に身につけた方が良い、という親の考えからでした。

  14歳くらいの頃、家族ぐるみの付き合いがあり僕を弟のようにかわいがってくれた中国系アメリカ人のカンフーアーティストがハリウッド映画のスタントたちが自由に練習できるジムをオープンし、そこにはパルクールやトリッキングで世界的に有名なマーシャルアーティストやハリウッドのスタントが集まっていて凄い技を練習していました。当時、試合での優勝を目指して空手の稽古に励んでいた僕にとって、その場所は空手とはまた違った刺激があり思いっきり身体を動かして発散できる場所でもあり、新しい技術習得に挑戦するというモチベーションが上がる空間でもあり、空手の稽古後は毎日のように夜遅くまでそこで過ごしていました。 最年少の僕をみんな可愛がってくれましたし、みんなは僕のダンスを見るのが好きだったので、ダンスを踊って見せる代わりに技をおしえてもらっていました。そのジム主催の第一回トリッキング新人戦では、僕が優勝したのでみんなかなり驚いていました。もちろん、優勝を手にした後は、教えてくれた人たちへの感謝を込めて踊りました。

下の映像はバトル後のダンスです


スタントのみんなは、あくまで映画格闘シーンのためのアクションとして技を磨いていましたが、僕は同時期に空手の試合で勝つことにも取り組んでいたので、トリッキングで習得した技を実戦で使えないものかと考え、ミットやサンドバックなどを使っての練習も独自にしていました。 この取り組みが、後に俳優としてアクションシーンを演じる際に、実戦のような間合いとスピード、そして、アクションシーンのリアリティを高めることに繋がったのかもしれません。

『ダンス』『空手』『アクロバット』とは、生まれてから15歳くらいまでに、このような環境、出会い、体験がありました。


そんな僕が『アクション映画』の世界に俳優として入るきっかけとなったのは、日本で西冬彦監督と出会ったことがそもそもの始まりでした。僕は16歳でした。

アクションとは関係ないある映画のオーディションに行った時、そこに西監督がおられました。そのオーディション選考には漏れたのですが、僕が空手をやっていることに関心を持たれた西監督から言われるままに技を披露しました。 その1年後、「ジョーイの映像を撮る!」と西監督から連絡があり『トーナメント(異種格闘技戦)』の企画が動き始めました。この映像の中では僕が勝つことは決まっていましたがそれ以外の台本はなく、寸止め無しのガチンコ試合です。空手の稽古や試合でもこれほど体力的肉体的ダメージを受けたことは無く、アイシングをしながらも痛みで眠れない夜を過ごしながらの撮影でした。

当時17歳の僕は、撮影が終了した途端に床に大の字に身体を投げ出し、強く思ったのは、「二度とやりたくない。」ということでした。西監督は「これはジョーイのプロモーション映像だ。」と言われましたが、その時の僕には何のことか理解できませんでした。


それから1年後、西監督から連絡があり、「ジョーイ主演で映画を撮る!」

それが『琉球バトルロワイヤル』です。西監督は、『トーナメント』の映像を持って、全く無名の僕が主演をやらせていただける映画の企画を実現させてくださったのです! 

ダンスと空手のハイブリッド→アクションドラマ という 「ダンス」「空手」「アクロバット」の3エレメンツです。

劇中の対戦相手のひとりは、八木明人さん(国際明武館剛柔流空手道連盟会長)、僕が 習ってきた極真会系の実戦空手とはスタイルは違いますが全世界に弟子を持つ本物の空手家です。剛柔流空手は攻撃ありきではなく、受けから入るということで、対戦はどのように始めてどのように展開すべきか、などじっくりお話をうかがいながら一緒に作っていけたのは僕にとって貴重な体験、勉強になりました。

もうひとりの対戦相手は、K-1戦士で“ミスター正道空手”の異名を持つ子安慎吾さんです。僕は上空からの回転技で子安さん演じる対戦相手を倒すのですが、リアリティ重視の西監督は、子安さんだから本気で受けられる、ジョーイだからちゃんと当てられる、という方針の元撮影は進みます。撮影ですから何度も角度を変えての撮影や撮り直しをします。空中からの技ですから打撃の手加減にも限界があります。しかも僕は靴を履いています。いくら鍛えぬいている子安さんといえども、何度も当てられている、それでも役者としてその役を身体をはって演じようとしている姿を見て、そのシーンを撮り終えた後、僕は、ひとり、沖縄の海を見ながら涙がこみ上げてきました。同時に、僕は、もっと頑張らなければいけない、主役というのは、このような方々の忍耐と努力の上に成り立っているんだ、ということを学び、主役を張るということは、みなさんの努力が報われるよう、それ以上の、人一倍の努力と覚悟で臨まなければいけない、のだという思いが芽生えた瞬間でした。


「アクション業界って狭い世界なんだよ!」と、アクション部の方が言われます。特殊技能を持った職人が集まる世界なので、いい意味でそうなんだろうな、アメリカのスタントさんたちもそんなかんじだったな、と思います。

西監督が発信してくださった『琉球バトルロワイヤル』きっかけで日本のアクション監督さんたちが、「ジョーイ使ってみようか」「ジョーイ面白そうだね」という流れになったように思います。その後の仕事はほぼアクション監督繋がりでした。

園村健介 アクション監督(Battle of Kyoto 辻本貴則総監督、コードネームミラージュ17話)

谷垣健治 アクション監督(“VOICES” by My First Story)

坂口拓  アクション監督(Tokyo Tribe, デメキン、東京バンパイヤホテル、レッドブレイド)

大内貫仁 アクション監督(ハイロー、ETFD:)

吉田浩之 アクション監督(孤狼の血)      

上記は監督名だけですが、その都度関わらせていただいたアクション助監督、スタントの方々とのお付き合いは、日本に来る前に例えれば、14-15歳の頃、トリッキングをハリウッドスタントの人たちの中で練習していた時のような、アットホーム=ファミリーな感じです。

アクション部、スタントの方々の技術があってはじめてアクションシーンが感動的なものになります。言い換えれば、俳優が技術が無くてもアクション部の技術で成立するのが、日本の映画だと思います。だったら、アクション部をもっと優遇しろよ!と思うのですが、、、、、。

アクション部のひとたちは“職人”です。それは、アメリカ、ハリウッドも同じです。

ダンス業界を動かしている人たちも“職人”です。

僕は、子供の時から、そういう人たちに囲まれ、そういう人たちの優れた面に触れながら、また、そういうひとたちの“葛藤”もみてきました。

僕にできること、

それは、僕が俳優活動を通して、ダンサーや、スタントの方々が個々の個性や技術を最大限に表現できるように、主役級の仕事を重ねていき、発信していくことかもしれない、と感じています。

キャストの公開が先日ありました、「Enter the Fat Dragon」(監督:谷垣健治)

この撮影中、主演のドニーイエンが教えてくれました。

ジョーイはアクションの動きは素晴らしい、でも、俳優として、それをどう活かすかだ!

ということです。

それはドニーイエンのような巨匠から学び取れるようにチェレンジしていくと共に、僕と同じように幼少からアクションに通じる武芸を嗜んできた俳優が五万といるアジア大陸で体験し、勝ち抜いて行くしかありません。

そして、それができるのは、今しかないと感じています。



シェアしてプロジェクトをもっと応援!