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ご覧のように焼き網も網屋を開けそうなくらい試作を繰り返しました。最初は伝統的な亀甲編みでの製作を考えていたのですがいろいろと問題点が見えてきました。まずは洗いやすさ。細い針金を手で編んでいるので、交差部分が多くなり、直線的なものよりも、当然洗いにくくなります。またその細さゆえ炭火で熱せられた部分が一回使っただけで黒く変色します。元から黒ければ目立たないのではと黒く染めたりしましたが、見た目が火鉢に合わなくなりました。そもそも変色ってのは酸化なので耐久性にも影響していきます。あとはコスト。亀甲網は職人が時間をかけてつくるものなので大量につくったとしてもコストが下がりません。亀甲網を断念したあと、交差タイプなども検討した結果、いまのストレートなタイプに落ち着きました。洗いやすく、変色しにくく、丈夫な焼き網ができたと思っています。