2017/03/21 11:42

いつもお世話になっております、小濱です。

こちらは現在青森公演を終え、秋田移動開始しておりました。移動中考えたこととともに前にアップし忘れた(冷汗)石巻公演様子をお伝えいたします。

    
[石巻公演の様子]
3/6に行われた出発式で、後輩劇団による追い出しパフォーマンス(笑)や、神主さんによるお祓いを20人以上のお客さんに関わってもらい、いろんな言葉をいただいて気を引き締めて出発することができました。
   
お恥ずかしい話ですが、33年生きてきて、こんなにも「人に支えられている」と強く実感できる機会は、自分にとって初めてで、心の底から「なんとか、恩返ししよう」と、気負いすぎず自然に思えました。
   
石巻市でも素敵な人たちとの出会いが沢山ありました。
石巻の人たちは本当に優しかった。
昼食を食べに行った食堂では、そこにご飯を食べにきていた方が、ひとしきり話した後に餃子を奢ってくれ、
公演をお手伝いいただいた劇団「スイミーはまだ旅の途中」の方たちは、寒い中駅前でチラシ配りをしてくださいました。
終演後はバラシをお手伝いいただき、果ては温泉にまで連れてっていただきました。

石巻の人、ほんと暖かった。
浜辺の人の人懐っこさ、優しさが身に染みる石巻公演でした。また絶対にきますね。

劇団「スイミーはまだ旅の途中」の皆様、多目的ホール 第3ステージ様、中国料理雲雀様、そば処もりやさま、本当に本当にお世話になりました。


[移動日にお邪魔した三内丸山遺跡のこと]
話は変わりますが、我々劇団の活動以外に、旧石器人パフォーマンスや縄文人パフォーマンスを、出土遺跡が元となっているミュージアム施設と組んでパフォーマンスを行うことが多いので、「せっかく青森まで来たのできちんと勉強していこう」と近くの山内丸山遺跡まで行ってきました。

入り口ではねぶた飾りがお出迎え。
青森でのねぶた遭遇率がすごい!


東北を活動の拠点にしていく中で、この土地はどこにルーツを持っていて、東北人と言うものがそもそもどういう人たちなのか?

そういうことを考える上で、勉強になる時間でした。


三内丸山遺跡では、最大数百人の人が生活をしていたようです、そしてその人数が集まって話せるような場所もありました。大勢で集まって笑ったり楽しんだり、真剣な決め事をする話し合いの場があったり、きっとお祭りやお芝居を見るみたいなこともあったんだろうなと思いました。


お祭りや伝統芸能がコミュニティーの形成や、問題解決に非常に役立つという話は、震災後の平田オリザさんのシンポジウムで聞きました。

そこでどんなお祭りが行われてきたのかについて思いを馳せながら、その場に残雰囲気の残滓みたいなものにあやかって、多くの人たちに関わって多くの人たちをより豊かにできるようなパフォーマンスが出来るよう、今後も精進しようと思いました。