活動報告[3回目]ー投影機紹介シリーズ「恒星投影機:後編」ー
今回の「投影機紹介シリーズ」は、恒星投影機の今後の改良点についてお話しします!
構想段階のこともお話ししますので、今回のクラウドファンディングで100%行うとは限りません。何卒、ご容赦ください。(あと、説明がおおいので文字が多いです、ごめんなさい)
それでは、始めて行きます、3つくらい紹介できたらいいかなあと思っております。
「1こ目」
クラウドファンディング本文でもお伝えしましたが、現状の星の座標が一部間違っているのです。天文台を名乗っておきながら、何をいうか!!と言われてしまうかもしれませんが、結構難しいことなのです。
なぜ、むずかしいかといいますと、私たちのプラネタリウムは全天を32面(サッカーボール)に分割して投影しています、そのために、すべての星をサッカーボールに落とし込んだ時に、どの面の、どの位置にどの星が来るか。ということを計算しないといけません。これか少々難しいのです。しかーーーし。私たちはこの計算を実用化させることに成功しました、すごいでしょう?ふっふっふ。じゃあ、なんで、現状は間違っているかって?それはね、この計算の後にもう1段階あるのです。それは、中学生の理科の授業にさかのぼります。みなさん、「凸レンズで映した像は、上下左右逆になりますよ」と、教わりませんでしたか?
そう、上下左右逆。つまり、レンズ式プラネタリウムでも同じことが言えます。何もしないで投影すると、星が上下左右逆になってしまうのです!!
もちろん、それは最初から分かっていたことなので、修正はしてありました。でもどうやら、一部の面の修正がうまくいってないようなのですよね。そこで、うまくいってない部分をしっかり調べて直していきたいと思っています。
「2こ目」
1こ目の文章が多かったので、2こ目は簡単にいきましょうね。
簡単に言うと、投影機を設置するのに時間がかかってしまうのですよ。ドームは10分もあれば展開できるんですけどね。投影機をセッティングするのに時間がかかってる。
なんで、時間がかかるかっていうと、投影機がでかい・重いっていうのもそうなんですが、電源が多いんですね。7個くらいあるんですよ。1つの投影機に対して7個。7個も電源コードついてる電化製品見たことありますか?あったら大変ですよね、コンセントを用意するのも大変です。そして、結果的にセッティングに時間がかかっています。
そこで、電源の集約というのをやっていきたいとおもっております。「電源の集約」。さらっと書きましたが、簡単なことではありません、なぜなら、投影機に搭載されている電子部品がすべて同じ電圧で駆動するとは限らないのです。つまり、電源1個から様々な電圧を生み出す。ということをやらなければいかん。人によっては、簡単だぜ!!とか言って、ものの数分でやってのけちゃう人もいるかもしれませんが、僕にとっては難しい。僕、機械科ですし。(言い訳)
まあでも、ちょっと調べてみましたが、不可能では、ないっぽいなーってのはわかりました。それで、やっていこうというわけです。
簡単に、とか言いながら長くなってしまいました。疲れちゃったので、今回はこれでおしまいにします。恒星投影機の話題を続けるか、次の投影機の話題にするかは考え中です。
それでは!次回もお楽しみにしていただけると嬉しいです。
(文:投影機設計担当)
(絵:広報担当)