とある少年院で、秋口からPCのスキル講習を行っています。
小中高と学校にきちんと通学できていないとおもわれる少年も多く、
ローマ字・アルファベットの困難もあり、タイピングのスピードはおぼつきません。
参考:12月7日掲載新着情報「少年院内での活動を行いました。」
一方で、少年たちの成長も支援を継続する中で見えてきました。
はじめは10分で50文字程度(一つずつローマ字表を確認しながら打つレベル)しか
タイピングができなかった少年も、2週間で110文字以上打てるようになり、倍以上のスピードが出せるようになりました。
同じようなスキルの向上は教室内のほとんどの少年に見られます。
また、先日はPCのスキルチェックシートを導入しました。
PC学習のソフトを学習すると必ず〇が付くような簡単な内容なのですが、
実際にたくさんの〇が付くので自信になっているようです。
花まるをつけて「よくできたね!」「すごい!」とフィードバックをすると
恥ずかしそうではあるけれどもうれしそうな表情をします。
たくさんの〇が付いたシートを、今までどのぐらい彼らはもらったのだろう。
「よくできたね」「すごいね」言われたことがどのくらいあったのかしら。
そんな思いをはせながら、少しずつ彼らにとって自信と希望を向上させられるよう、
支援プログラムを作成しています。
みなさまからのサポートで支援基盤が安定し、継続した支援が可能になります。
また、支援の幅も広がります。
引き続きの応援と情報の拡散をいただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
<文責:齊藤>