法務の書類仕事に追われていて活動報告を書くのが遅くなってしまいました。申し訳ありません。
アブサンの開発そのものは順調です。日曜日に試飲をしました。
写真は上段左からヨモギ、アニス、八角 下段がフェンネル、アブサン0号、試飲のカップです。
左の2枚の移りが悪いのはスマホで撮ったからです。次からは全部デジカメで撮影しようと思います。
ヨモギは兵庫県丹波地方のものです。アニスはスペイン、八角は中国、フェンネルはインドです。
ヨモギのグリーンは非常にきれいに出ました。試飲カップの左がヨモギです。これはヨモギだけをスピリッツに漬け込んだものです。同時に漬け込んだのがアブサン0号です。
アニスは黄色と茶色の間のような色で、八角は茶、フェンネルは緑になりましたがヨモギと違いくすんだ少し汚い緑です。一般的なアブサンの色はフェンネルなのかもしれません。
アブサン0号はこの4つを同時に漬け込んだものです。ヨモギほど鮮やかな緑にはなりませんでした。
色を重視するなら最初にヨモギをつけて緑を出してからアニスなどを加えるのがよいかもしれません。
水を混ぜた時に白濁(クラウド)するかどうかも試してみました。アニス、フェンネル、アブサン0は白濁しませんでした。八角は濃く白濁しました。カップ真ん中です。
味はどれも美味しかったです。一緒に漬け込んだアブサン0号も美味しかったですし、単体で飲んだそれぞれも美味しかったです。それらを混ぜて作ったものも美味しかったです。
美味しく作れたのでまずは一安心といったところです。
完成のイメージは、
ニガヨモギの変わりにヨモギを、隠し味で入れるレモングラスやレモンの皮の変わりに柚子の皮を使ったアブサンで、鮮やかなグリーンでボトルにツブツブが入っていて、水を入れると白濁するというものです。
課題は
1.色を生かす
2.白濁
3.国産の素材を探す
1.色を生かす
ヨモギのグリーンを生かすべく、次回は最初にヨモギをつけて色を出してからその他を漬け込むという作り方を試してみます。
2.白濁
分量は同じなのに八角だけ白濁したのは不思議ですが、今度はアニスとフェンネルをすり鉢ですりつぶして油分が解けやすくしてから加えてみます。
3.国産素材
ヨモギとゆずは国内のものですが、アニスやフェンネルの国内の栽培はないようです。成分の似ているリコリスは国内でも作られているようなので探しているところです。
「京都アブサン」「国産アブサン」という趣向なので美味しいとはいえ、スペインのアニスを使ってはヨーロッパと同じ味になりつまらない気もします。隣の国ということで八角をメインにすえてもいいかなと思っているところです。このあたりは皆さんのご意見を聞きたいところです。
いっそアニス類を抜いてもいいかなとも思っています。ヨモギと柚子だけの方が和のイメージは強くなります(白濁しませんが)。アブサンらしさと趣向のどちらをとるか難しいところです
第二回製造は「ヨモギを先に漬け、アニスはすりつぶしたものを入れる」という作り方を試します。