Check our Terms and Privacy Policy.

森達也原作マンガ『死刑(仮)』第1話45ページを完成させたい

「死刑とはいったい何なのか?」それを問い直すマンガを世に出したいのです。原作は森達也、作画は伊原達矢、作品の制作は竹熊健太郎と電脳マヴォが全面的にサポートします。

現在の支援総額

1,399,000

139%

目標金額は1,000,000円

支援者数

184

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/04/29に募集を開始し、 184人の支援により 1,399,000円の資金を集め、 2019/05/30に募集を終了しました

エンタメ領域特化型クラファン

手数料0円から実施可能。 企画からリターン配送まで、すべてお任せのプランもあります!

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

森達也原作マンガ『死刑(仮)』第1話45ページを完成させたい

現在の支援総額

1,399,000

139%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数184

このプロジェクトは、2019/04/29に募集を開始し、 184人の支援により 1,399,000円の資金を集め、 2019/05/30に募集を終了しました

「死刑とはいったい何なのか?」それを問い直すマンガを世に出したいのです。原作は森達也、作画は伊原達矢、作品の制作は竹熊健太郎と電脳マヴォが全面的にサポートします。

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

メイキング画像を公開する第4回目。キャラクターの造型の後編になります。見ていくと、作画という作業が果てのない解釈の繰り返しであることが浮かび上がります。第1稿では片桐に厳しい言葉を投げかける死刑存置派は「男性」でしたが、第2稿で「女性」にしました。森監督の原作シナリオで、死刑存置派の3人は「A、B、C」としかなく性別の指定はありません。死刑存置派に男性と女性がいることで「多数派」の感じが出せるのと、女性から厳しい言葉を投げられたほうが片桐の心に刺さると考え、このような構成にしてました。漫画制作に使用する画材一式です。デジタル作画をする漫画家が多い昨今、僕はいまだにアナログ(手描き)主流でやっています。この原稿の複製原画と生原稿がリターン品になります。カラーで使用する水彩絵具は学校教材として図工の授業で使うタイプの物です。経験上、日本の水道水にはやはり日本製の絵具の方が馴染むと感じています。以前、外国製の水彩絵具を使ったときに塗った面がヒビ割れたことがあり、その際絵具の質より水との相性の問題のように思いました。ラフネーム第1稿での片桐は人権派弁護士ということで、某裁判物ゲームのキャラクターのイメージがありました。しかし信念を持つ厳しさを出そうとしたあまり熱血漢っぽくなり、悩み揺れ動く複雑な心理を持つキャラクターとしては不十分でした。森監督や竹熊先生と、互いにイメージを出し合いながら片桐のキャラクター作りをしていきます。この写真は、ある外国映画の俳優のイメージが出されて、それを元に描いてみたものです。ただ、外国人過ぎるということで却下になりました。


伊原さんのメイキング画像を公開する第3回目。今回は主にキャラクターの造型に絞って解説していただきました。同じキャラなのに、それぞれ表情が違うことにご注目ください。このあたりでは片桐のキャラクターイメージが掴めず迷走していますね。この一枚で、ようやく片桐のデザインの方向性が見えてきました。眼鏡を掛けさせる案が出て描いてみましたがが、微妙な目の表情が見えにくくなるのではと思い、この段階では迷っていました。だいぶ片桐のデザインが固まってきました。第1稿でのデザインよりも複雑な内面を持つ感じが出てきたと思いますが、どうでしょう。片桐には「優しいマイホームパパ」という一面もあります。厳しい顔だけでなく優しい表情もデザインしてみました。片桐以外のキャラクターデザインです。片桐の友人の桜井弁護士は、片桐とデザイン的な差をつけるために大柄に描いてみました。当初は森監督のイメージと違ったようですが、ラフネームを読んでもらって「これでいいかも」と了承していただきました。


伊原さんから送られてきたメイキング写真の公開、その2です。主人公の片桐の顔が打ち合わせを経て変わっていきます。第1回の表情は跡形もありません。死刑囚の表情は資料がありません。ラフネームの段階で表情にとても苦労しました。とにかく関係者の手記などで調べて死刑囚の表情を推測するしかありません。試行錯誤の末なんとか描きましたが、公開用ネームでの死刑囚の表情は、森達也監督からお褒めの言葉をいただきました。うれしいです。森達也監督の原作シナリオを元に、ネーム(漫画のラフ、絵コンテ)を描いていきます。発表したネームは漫画専門の原稿用紙に描いたので、人物はそのままペンを入れられる状態にあります。ネームのアップです。作画は基本的に手描きです。CLIPStudio等のアプリもあるので、一時はそちらを使うことも考えましたが、リターン品としては手描き原稿の方が喜んでいただけるのではと考え、結局手描きに落ち着きました。


作画担当の伊原達矢さんから、作品のメイキング写真が届きました。自作解説のテキストも付けてくださいました。今回はその第1回の公開です。 森達也さんのテキストが、試行錯誤の末に少しずつ形になっていく様子が見て取れます。カラーもアナログで描きます。写真はクラウドファンディングページ用描き下ろし。リターン品は本編漫画のカラー扉絵の生原稿で、これはまだ描いていません。複製原稿は30,000円(サポーターが指定した1ページ分)の、生原稿は100,000円(主催者が選抜した4ページ分)のリターン品になっています。アナログで描くので、トーンまで貼って仕上げた状態でお渡しします(左側の『トキ』の原稿は完成見本)。シナリオを元にラフネームを描いて森監督や竹熊先生に見てもらい、その反応を元に修正していきます。完成形が見えた段階でクラウドファンディング用の公開ネームを描くことにします。ラフネームはコマ割りしたものに簡単な説明文と絵を入れたものです。写真は公開用ネームを作る前の、ごく簡単な準備稿です。比べてみると面白いかも。第1稿での片桐の顔は別人のよう。打ち合わせを繰り返し、何回もラフネームを描き直すことで、イメージが少しずつ固まっていきます。