2019/06/18 08:43

(写真は「暑〜い」 と言わんばかりのライオン家族)


私の大切な仲間の一人である  薬剤師 心理セラピスト 長岡はるみ 様より、応援メッセージを頂きました!!  本当にありがとうございます。

この活動報告でご紹介させて頂きます。ぜひご一読頂ければ幸いです。


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美しい景色を探すな。
目の前の景色の中から、美しさを見出せ。

これはゴッホの言葉で、彼は美しさを追求する中で狂気に囚われていったが
その言葉を思い出したのは、

『 おれ、死んでも良いんだよね。この世界にこの写真たちを残せれば。』
と言う彼と飲んでいた時。

『 なんでそこまで、野生動物写真に拘るの?』 という私のしつこい質問に、
ポツポツと答えていた彼が、最後に言った言葉。

『 子どもたちに、この景色を残したい。見せたいんだ。』
 

事情があって、彼が自分の子どもを残せないという事を知ったのは、16年前だったか。
私がタンザニアでの植林ツアーに参加した時。20代前後の大学生達が主な参加者で、キャピキャピした雰囲気の中、1人、異色の存在として彼がいた。

大工をやりながら、稼いだお金を全て、タンザニアへいく渡航費に当てて、ひたすらに写真を撮り続ける。

笑っちゃうくらい、悪人ヅラなのに(ごめん)、人一倍、面倒見が良くて。 

島根の田舎から、東京に出てきて、ロックバンドのボーカルをやっていたのに、
歌うメッセージが、『この自然を大事にしてほしい 』 

そりゃあ、バンドも解散になるだろうよ…!

ロン毛で、いかにも悪そうな顔しながら、自然への愛をシャウトしてる彼を想像して、吹き出してしまったけど、
彼の写真を観たら、意味が分かった。


単なる綺麗な写真じゃない。
そこに写るのは、喰い、喰われる世界の現実。

食べる、という行為から、忘れ去られてしまった命の連鎖が、そこにあった。


この写真から、何を見出すかは、観る人に委ねられてる。

彼は、チャレンジャーだ。 

機械化され、清潔が保たれ、生きる事も、死ぬ事も、すっかり隠されて現実感を失っているのに、 『 思い出せ 』と、彼の写真は、観る人の何かを刺激する。 

思い出せ。

思い出せ。 

思い出せ。 

命を。 


このチャレンジを、あなたはどう受け止めるんだろうか。 

この世界に、同じ大地の上に。 

たしかに存在する命の美しさを、あなたはどの写真から見出すんだろうか。 

『 死んでも良いんだよね。 この写真たちを、残せれば。』

 まあ、そんな事言うなよ、また飲もうよ、と彼と別れてからも、

 その言葉を、何度も思い出してる。




(似顔絵も提供して頂きました。にっ似てる....)


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クラウドファンディング残り16日となりました。
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