2015/04/07 09:55
リターンのご紹介です。
散華とは、寺院で法要を巌修する時に、諸仏を供養するために花が撒かれる花です。元来は蓮弁をはじめとする生花が使われましたが、いつのころか蓮の形をかたどった色紙が代用されるようになりました。
今回の御開帳記念として作りました、美濃手漉き和紙を使用した散華三枚セットです。
・御本尊善光寺如来の御姿
・岐阜善光寺ゆかりの三家紋
・濃尾震災本尊救出の図
それぞれ活版印刷にて仕上げております。
一枚目は御本尊の御姿を金色のインクで印刷しています。
二枚目は、岐阜善光寺ゆかりの家紋、善光寺を建立した本田善光公の立葵、岐阜に善光寺如来をお迎えした織田信長公の織田木瓜、岐阜善光寺が属する真言宗醍醐派の五七の桐、を並べています。
三枚目は、寺宝であり岐阜ゆかりの日本画家川合玉堂によって描かれた掛け軸を元にデザインしました。明治24年の濃尾大震災の際に本堂が焼け、その中を御本尊を背負って逃げる当時の住職秀晃和尚が描かれています。