あけましておめでとうございます。
関東のお正月は大変良い天気で、例年になく穏やかでした。しかし世界に目をやりますと、今年は、トランプ大統領の誕生、フランス大統領選挙、そして日本では衆議院が解散するのではないかとの話もあり、今年も昨年に続いて、波乱に富んだ一年になりそうです。
さて、昨年12月22日にスタートいたしました『国民投票の総て』クラウドファンディングですが、すでに約1/4にあたる26万2千円のご支援をいただきました。偏にみなさまのおかげです。心より感謝申し上げます。
私たちは年末も休みなく、資料を集め、原稿を執筆し、方々で宣伝を行い、4月の刊行に間に合わせようと作業をしているところです。
この度『国民投票の総て』のウェブサイトが出来上がりました。
ウェブサイトはこちら→http://allref.info/
手前味噌ですが、大変見やすく、かっこいいサイトになっておりますので、ぜひ一度ご覧いただけたらと思います。それでは本年もどうぞよろしくお願い致します。
大芝健太郎
以下、『国民投票の総て』代表執筆者の今井一さんからのウェブサイトに寄せた新年のメッセージを転載いたします。
2017年1月3日
みなさま、明けましておめでとうございます。
きょうは七十二候・冬至の末候。「雪下出麦」(ゆきくだりてむぎのびる)。
極寒の中、麦は芽を出す準備をしていますが、澱み、濁りが極まったこの国は再生の気配なし。政治権力の批判に終始し、その権力を間接民主制によって生み出している主権者・国民への批判を控えるようでは、真の国民主権、市民自治の芽は育まれないでしょう。国民を主権者扱いしない(愚民だとして信じず責任も問わない)人々の罪は重い。
そんな思いを募らせながら、こんなプロジェクトを37人の仲間で起こしました。出版業界からは「ドン・キホーテだ」という陰口。望むところです。人が未踏の営みに挑むとき、周りが「異端」扱いするのは世の常ですから。
「このプロジェクトは本作り過程の民主化の実験であり、本の内容をなす国民主権の再生という理念とも合致しています」(制作・普及委員会のメンバー、井上達夫・東京大学大学院教授)
「国民投票は日本国民がデモクラシーという集団的自律を生きるために、何らかの争点について早晩引き受けるべき、一つの歴史的試練だと思います。当然国民はまず、国民投票とは何なのか、どうすれば公正な条件で実施できるのかを知る必要があります」(同、堀茂樹・慶應義塾大学教授)
上記の通り、井上達夫氏、堀茂樹氏といった本物のリベラリストも私たちの仲間。
このウェブサイトを御一読の上、もしプロジェクトに御賛同いただけるようでしたら、ぜひお力添えください。
ウェブサイトはこちら→http://allref.info/