2019/07/27 23:56

今回の活動報告は、クラウドファンディングのリターンのひとつでもある映画FREEDIMオリジナルのハーブ・ブレンド「トロピカル・ブレンド」の素材探訪についてです。南国のハーブを中心とした、世界でココにしかないハーブ・ブレンドを実現するため、昨年の暮れからベリーズ、ハワイを訪れ、現地で自生するハーブを探してきました。

ハーブに関する類稀なる知識を有するラスタ・ハーブマン

ハワイアン・ハーブのMamaki(ママキ)

レゲエ発祥の地ジャマイカ由来のハーブも取り入れたいと考えていた折に、ジャマイカ情報センターで理事を務める中山雅代さんのオススメということでジャマイカのスーパーフード「カラルー」について紹介してもらいました。

Callaloo(カラルー)カラルーは、少し噛みごたえのある葉と、あっさりとした食感の茎が特徴の植物です。インターネットで検索したところ、日本でも少しずつ認知度を上げていて、成分や料理法について簡単に情報を集めることができます。

カラルーには食物繊維が多く含有され、他にもマグネシウム、鉄分、カルシウムなどのミネラルが豊富で、かつ滋養強壮やデトックスに強いアスパラギン酸などの栄養素を含みます。カラルーを日本でも育てている人がいるとは聞いていたものの、これまでなかなかご縁に恵まれませんでした。

しかし、その日は突然やってきました。5月に代々木で開催されたジャマイカフェスで、カラルー愛に満ちたFresh Callalooの中じま大輔さんを、雅代さんに紹介していただいたのです。大輔さんはカラルーを栽培するだけでなく、外資企業にカラルー料理を提供するなど、カラルーの普及促進活動にも熱心な方です。人間の子供と同じく、植物も育った環境に大きく左右されると思います。この人だ!と思いました。

僕たちの目指すトロピカル・ブレンド実現のために、大輔さんが育てるカラルーへの強い関心を伝え、収穫時期の再会を約束して、その場を後にしました。

画像はイメージですこのブレンドを担当するのは、ハーバリストのAlysaです。僕の嫁として陰ながらこの映画配給活動をサポートしてくれる公私ともに良きパートナーでもあります。Alysaは日本全国にチェーン展開するハーブ店でトップの営業成績を何度も達成し、10年勤め上げた後に独立。その後インドではアーユルベーダを、ハワイではロミロミを学び、昨年の映画祭で訪れた自然豊かな未開の地ベリーズでは自然を愛するラスタのハーブマンから現地のハーブについて教わっています。僕たちと行動を共にしていた別のハーブマンいわく、このラスタのハーブマンが死ねば、植物に関する多くの知恵が失われる、というほどハーブ界にとって重要な人物だそうです。手前味噌ですが、Alysaはたくさんの実体験を重ねた上でハーブや心身に関する豊かな生きた知識を学んできた現場派の日本屈指のハーバリストだと思っています。

インドの生姜加工場にて

「カラルーの収穫時期が近づいて来た」と大輔さんから連絡を受けたのが6月下旬のこと。僕たちが実際に神奈川県にある大輔さんの畑を訪れたのは7月中旬の週末でした。

無農薬・無肥料の畑では、たくさんの昆虫が僕たちを出迎えてくれます。昆虫好きの僕にとっては、一日居ても飽きない場所です。

そして虫たちと共存するように落花生、赤ジソ、レッドキドニービーンズなどたくさんの植物が育っています。

たっぷりの愛を受けて育くまれたカラルーはすでにAlysaの身長を超えて大きく育っていました。ほうれん草のような植物と聞いていたので、この大きさにはビックリ‼︎

成熟すると茎は5センチ以上、
背丈は3m近くまで育つ個体もあるそうです
カラルーを乾燥させて、ハーブ・ブレンドとして利用する試みは、世界でも稀なことだと思います。自然の恵みで身体を癒したい!カラルーの魅力をより広く伝えたい!そして、映画の海外展開を応援してほしい!そんな前向きな取り組みです。

クラウドファンディングを立ち上げる前に、いろんなウェブサイトを参考にしましたが、そのひとうに「クラファンをやると友達を失う!」と書いてあるサイトがありました。でも僕たちはクラファンをやったことがきっかけで、以前にも増して強力な仲間との出逢いに恵まれていて、何物にも変えがたい人財という財産を築くことが出来ています。

雅代さん、大輔さんとのご縁に心から感謝です‼︎