【御礼】クラウドファンディング特典発送のご報告皆様に貴重なご支援を賜りましたcampfireクラウドファンディングですが、本日発送が完了いたしましたので、ご報告をさせていただきます。到着まで数日かかるかと思いますが、今しばらくお待ちいただきたいと思います。皆様の温かい気持ちを本作を通じて、全国各地に届けてまいりたいと思いますので、これからも、応援のほど、宜しくお願い申し上げます。
皆さま、この度はDVD「ノー・ヴォイス」発売記念クラウドファンディングに温かい応援を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。今回は12日という大変限られた期間にも関わらず、小生の行ってきたクラウドファンディングでは、過去最高の195%、47名の方々にご支援を賜りました。小生が4年かけて制作しました「ノー・ヴォイス」は細部にまでこだわって死に物狂いで生み出した作品です。殺処分数は毎年減ってきているのは、意識ある皆様が日々、動物愛護にご活動されている成果だと思っております。頭が下がる思いです。これからは、殺処分ゼロと共に、犬や猫との正しい共生のあり方を伝えていくことも大切だと思っております。「捨てられる命ゼロを目指して」というテーマを本作で掲げたのもその理由があり、保健所・愛護センターの犬猫を助ける人たちがいる中で、望まれない・恵まれない命を生み出す業者や無責任な飼い方する人間はまだまだ少なくありません。殺処分ゼロを考える上で、大切なのは、捨てられる命が無くなること。これは本作に多大なるご協力を賜りました児童文学作家の今西乃子先生より教わった考えが元にあります。愛犬・愛猫を飼うのは、最期の瞬間まで看取る覚悟があって初めて飼えるもの。小さいワンチャン・猫ちゃん以外にも、飼い主のいない老犬と飼うことだって一つの命を大切にできる大切な考えだと思っています。私たちは一人で生きていけません。幼少期には、誰かの支えで成長ができ、大人になっていくのですから、私たちが元来持っている支えられているという精神、その気持ちがあれば、今度は誰かを支えるという気持ちが自然と生まれてくるのではと感じている次第です。これから小生は、皆さまから賜りました気持ちを大切に、本作を全国に届けてまいりたいと思います。最後にこの作品から生まれた本作の主題歌クリフエッジさんの「キミからの贈り物」の歌詞には小生の想いを沢山つぎ込みました。皆さま、温かい応援をこれからも、宜しくお願いいたします!!監督・古新 舜
お陰様で残り半日で目標額の161%となりました。温かい皆様の応援、心より感謝申し上げます。今回は23歳から行なっている映画制作のことをお話してみたいと思います。不思議なご縁から、埼玉の川口で映画の制作現場の下積みをするようになりました。当時通っていた早稲田の大学院に通いながら、ラジオドラマやフジテレビの深夜ドラマの助監督などをしておりました。ここで思ったのは、学びは実際に手や足を動かして、現場で培うものが大変役立つということでした。もちろん座学も勉強にはなりますが、記憶の定着には、トライアル&エラーをしながら培う経験が一番有益です。教室で学ぶよりも何倍も効果があると感じました。今まで物理学や心理学を学んで、勉強ばかりだった自分が、映画の現場では全く使い物にならず、みんなの足を引っ張ってばかり。たまたま自分の場合は指導してくれる先輩がいなかったので、手探りをしながら、見よう見まねで覚えていきました。20代は駿台予備校の講師をし、デジタルハリウッド大学大学院に通いながら、ショートフィルム制作に没頭していました。いろんな映画祭でご評価をいただきながら、長編映画への企画を提出したり、いただいたりすることが多くなってきました。ですが、なぜかうまく行かず、途中で頓挫するものばかり。そんな時に、今はもう亡くなられたのですが、埼玉の起業塾の講師をされていた方から紹介された方から、犬猫のシェルターの話をお伝えいただいたのでした。初めて見るシェルターの内部には驚かされました。切り詰めた予算の中で、何名ものスタッフさんが食事や清掃、ワクチンや不妊去勢手術などを行なっているのをみて、こんな場所が日本にあるんだと驚きました。当時いらっしゃった副理事長の女性の方にインタビューをしましたが、2〜3時間近くでしょうか。ペット業界の裏事情をたくさん教えていただき、さらに驚きました。市場という背景があり、ペットの命が売り買いされ、捨てられる犬猫が多数いる。8週齢って皆さんはご存知ですか?7日×8週の生後56日は生体販売を禁止するという考えなのですが、日本では49日はたまたそれ以下の日数で店頭に置かれ、売られているのです。親から引き離された犬や猫は、極端に愛情が不足しているために自分以外の相手を吠えたり、威嚇したり、そして病気にもかかりやすいと言われています。しつけがしづらい犬が成長と共に、飼い主には手に負えなくなり、手放されるというケースが少なくないと伺いました。副理事長の方の最後の言葉は、「この仕事が無くなることが夢……」でした。この言葉を聞いた時、胸が張り裂けそうになりました。仕事は自分が金銭を得るためにあるものだと思っていたが、自分の生活を投げ打ってでも、小さな命を一つでも救いたい、そんな志を持っている人がいるんだ……小生は、言葉が出ませんでした。そこからいろいろな場所に出向いて、取材を重ね、保健所から犬猫を引き出す保護団体の方々に密着し、譲渡会にも参加させていただき、ペットショップでない場所でも、ちゃんと犬猫を飼うことができるんだということを知りました。小生の考えは、ペットショップをすぐに無くせ、ということではありません。ペットショップ以外でも犬や猫と出会える場所がたくさんある。それを皆さんが知った上で、ペットショップで皆さんは犬猫を飼いますか?譲渡会など違った場所で犬猫を飼いますか?選択するのは、飼い主さんになる一人ひとりの考え方次第なのです。
皆様、温かい応援、誠にありがとうございます。お陰様で目標額の130%に到達いたしました。この作品は、多くの子供たちに届けたい。そして、大人たちが子供たちとこの作品をきっかけにして、身の回りにある社会の問題を一緒に考えてもらいたい、そう思っております。私たちは身の回りにある『当たり前』は、自然と当たり前に思い、生活をしております。ですが、ある時気付かされるのです。・今食べているものはどこで誰が作っているの?・健康ってお金では買えないんだ……・スマホやネットが使えなくなったら、私たちってどうやって生活するの?私たちは豊かさを求めるが故に、代償として、身の回りにある当たり前のものに支えられている畏敬を忘れ、人工的なものを生み出し、私たちが本来持っているものを無くしてきました。精神性や感謝、人との絆、知恵や工夫など。現代社会は、テクノロジーの進化で便利さが加速しておりますが、震災や大惨事が起こることで、私たちはふと、見失っていた見えない価値健康や絆の大切さに気付かされるのです。この作品も題材は犬や猫の命ですが、本当に発信していきたいのは、私たちの心のあり方なのです。原発でエネルギーが豊かに賄えても、核廃棄物はどうやって処理するのか、放射能という見えない存在と向き合いながら、健康に不安を抱く社会が本当に幸せか。殺処分を受ける犬や猫たちは、人間の負の心の現れだと思っております。犬や猫に罪はない、その命たちが苦しんでいく。小生は、福島第一原発の付近に行き、街中で彷徨う犬や猫、家畜の姿を見て、直接関わっているわけではないにも関わらず、こう思ったのです。「とんでもないことをしてしまっている日本人の一人なんだと」社会は繋がっている、殺処分の問題も、飼い主だけではなく、それを起こしている社会全体の問題として考えない限り、決して無くならない。自分ができることは見てきたこと、聞いてきたこと、感じてきたことをしっかりと映画で表現して、自分たちが幸せであることは、どういうことなのかを発信していきたい、そう思っているのです。自分の心を磨いていく、それは大人たちの役割です。子供たちの心を引き出していく、それは心を磨き続ける大人がいるからこそ、できることです。
皆様の温かい応援のもと、プロジェクトSUCCESSを迎えました。温かい皆様の応援、心より感謝申し上げます。この作品は、2010年から4年かけて制作した小生初の長編映画です。東日本大震災を経て、何度も企画が進みそうで、いろいろな事情で頓挫をして、最終的には、自分で資金調達をすることになり、それと並行して、仲間たちのサポートを得ながら、各地で活動されている方々の取材を重ねていきました。自分のことを話しますと、幼少期は厳しい父と母に育てられ、勉強ばかりをしていました。人とのコミュニケーションがとても苦手で、一人で物思いにふけっていたり、妄想をするのが大好きでした。よくいじめられましたが、そのはけ口を学校にも家庭にも話すことができず、テレビのドラマの世界に没頭して、現実逃避をしておりました。人が怖い、家に帰ると行き場がない、勉強しか自分の人生がないそんな青年期の果てに18歳の時に自殺を考えました。母親はいつも、またそんなことを言って自分を悲劇の主人公にしてということばかりをいう人間でした。それをずっと言われ続け、本当に辛かったです。父からは態度がなっていないと深夜まで叱られ続け、いまだに両親にされた心の傷は深く残っています。ただ、映画の道に進み、学歴社会から外れた中で、様々な人と出会い、いろんな属性の方と知り合えたことは、22歳の自分にとってとても大きな財産となりました。「自分の世界があまりに狭すぎる」20代は社会のこともわからなければ、他人の気持ちも思いやれないとても身勝手な自分でした。たくさん怒られ、たくさん騙され、たくさん不自由を強いられましたが、少しずつ、その逆境に立ち向かう気持ちや人間再生を行なっていきました。そう、この「ノー・ヴォイス」というのは、自分が幼少期に大切にしていた自然に対しての畏敬や心の優しさを取り戻していく旅でもあったのです。20代の自分は、売れる映画監督になりたい、有名な存在になりたいと野心がたくさんありましたが、自分だからできることはなんなのか?を福島の南相馬での経験を経て、考えるようになりました。岩手の釜石に出向き、昔懐かしかった風景が無くなり、町にはハエが飛び回り、コンビニには商品がほとんどなく、全壊した軒並みを回っていく度に、自分がこれからやるべきことは、青年期におかしいと感じていた社会に対して、学校に対して、家庭に対して思っていた理不尽さ、不自由さを作品で表現していきたい。それは、自分だけのものではなく、困っている人たちや苦しんでいる動物たちの支えになって社会をプラスにしていく活動をしていきたい。これは、今大切にしている仲間たちと共有している言葉ですが、『For Youのために、For Meをする。そして、For Usになる』大切なことは、For Meばかりではダメで、自分は誰の為に何がしたいか、誰の為にここに存在しているのか、その志を持つことが大切だと思っています。アフリカの諺にこのような言葉があります。『早く行きたいなら一人で行け! 遠くへ行きたいならみんなで行け!』自分は一人で勉強を頑張り、一人で勝ち残ることを青年期やってきましたが、今は素晴らしい仲間たちと手を携え、皆が各々違っているからできるアクションを協働しながら、活動しています。そのキッカケとなる小生の初監督作品「ノー・ヴォイス」を皆様とDVDとして輩出ができますことをとても幸せに思います。