おはようございます。酒井です。
一昨日、仙台港から名古屋港までフェリーで移動。ホテルにいたら目的地についたみたいな感じで、船の旅は快適でした。
昨日の午後から愛知キャンプに合流。
ポルトガルの少年少女は、日本の文化体験プログラムとして、箸作り!
さて、合間に、ポルトガルの柔道の先生と話したのですが、そのお話が面白かったです。
昔、ポルトガルの代表選手として日本で強化合宿を何度もしたそうです。周りはライバルたち。滞在中、日本人から話しかけられることもあまりなく、冷たい、みたいな印象を持っていた。
しかし、今回は、ホストの人々、関わる人々の暖かさ、親切さにびっくりしたそう。
「オポジット!正反対だ!」
とのことでした。あと、昔と比較して、英語を話す日本人が格段に増えたそうです。
また、
柔道には日本の文化が大事だ、
靴を揃える、しっかりお辞儀をする、日本語で数を数える、こういったことが柔道教育で大事だ、
というお話をいただきました。
日本の先生からではなく、ポルトガルの先生から!!!
柔道の先生と話していると、フィロソフィー、哲学、という単語がよく出てきます。
スポーツの中ではかなり珍しいと思いますが、柔道には創設者がつくった哲学があります。
何のために柔道が存在するのか?
という社訓のようなもの。もちろんスポーツ団体がそれぞれ目的を定めていると思いますが、少なくないスポーツは創設者が不明ですし、明確な創設者がいた場合でもさらに目的を定めた、というのは稀。
しかも柔道の創設者は哲学専攻で、専門学校で哲学講座を担当したぐらい。幼少のころは当時の武士の教育、東洋哲学を学んでいます。
40年以上探求して見出した哲学なので、ゆるがない。
国内にいると「標語」のような感じもするのですが、これが哲学であること、そして、海外に出ると、このフィロソフィーがすごいものであることを感じます。
同じ哲学を共有している人々が世界中にいるということ、
このすごさについては改めて話せたらと思います。
さて、夜はお別れ会。
ホストの高浜少年柔道教室の生徒が考えたゲームで大盛り上がり。
最後はみんなでダンス。さすがラテンの国。
素敵な三日間を過ごした日本とポルトガルの少年少女のダンスをみながら、こんな機会がたくさんつくることができたらと思いました。
このクラウドファンディングはこんな少年少女たちの学びと冒険を各地でつくろうというプロジェクトです。応援、ぜひ何卒よろしくお願いいたします!