子ども達が柔道を通じて世界中の人々とつながる、という教育環境をつくりたくて、日本各地を訪問してきました。のべ100か所以上の地域を訪問しています。
そのなかでも、地域ぐるみで海外の柔道クラブを受け入れることができるスポットを「日本柔道キャンプスポット」として整理、発信することをはじめました。
※詳細はこちらの記事をご覧ください「北海道は標茶から。"JAPAN JUDO CAMP SPOTS" とは?」
今日は横浜の紹介をさせていただきます。
横浜には、毎週土曜日、神奈川県立武道館にて、どなたでも参加して稽古することができる、柔道愛好者のための練習会が開催されています。
クラブの名前は「土曜柔道会」
その土曜柔道会には、長年国際柔道交流をコーディネートされてきた長谷川正仁先生がいらっしゃり、長谷川先生が中心になって、横浜のほか、神奈川や東京での稽古のコーディネートをしてくださっています。
長谷川先生は、世界選手権4連覇を達成するなど世界最強の男と称された藤猪省太先生が指導する京都産業大学柔道部で稽古され、その後、モロッコのナショナルチームのコーチとして海外で指導されたご経験をお持ちです。
英語やフランス語を話されるのですが、いつ外国語を学んだのか伺ったところ、
「大学生のとき、大学の柔道部に海外から修行に来る方がたくさん来た。彼らのお世話をしていたら自然と言葉を覚えた。」
とのこと。
海外の柔道家との交流について最近だと、
例えば、以下は、今年7月にフランスとドイツから土曜柔道会に参加したみなさま。
さらに、今年7月、プエルトリコからきた柔道家のみなさまは、土曜柔道会で稽古されたほか、
数々のメダリストを輩出するコマツの女子柔道部さまで稽古させていただきました。
また、今年4月、ニュージーランドからきた子ども達については、土曜柔道会での稽古のほか、
都内の高校の柔道部で稽古させていただきました。
このように稽古先をコーディネートするほか、空港に迎えに行ったり、宿から道場への移動を同行したり、観光の案内をしたりと、慣れない日本での滞在をサポートしていただいています。
来日した外国の柔道家をサポートすると、、
なお、海外からきた柔道家のお世話をするというのは時間も労力もかかるので、手伝ってくださる方がなかなか見つからないという悩みがあります。
やっぱりそれぞれ忙しい。
しかし、これは、実は、相手にとても喜んでもらえて、世界中に友達ができて、語学も上達するという、とても効果的で貴重な機会であることを実感しています。
「英語を勉強しなきゃ」とか「いつか海外にいってみたい」と思ったら、ラジオ英会話をやってみたり、本屋さんで英語の教材を買ってみたり、英会話教室に通ってみたり、様々な方法を検討すると思います。
ただ、せっかく日本から海外にいっても、なかなか友達ができなかった、という話もよく聞きます。言葉が通じにくい外国人とわざわざ時間を割いて過ごすことが面倒なのはどこの国でも一緒で、やっぱりみんなそれぞれ忙しい。
そんなとき思い出してほしいことが、海外からきた外国の柔道家のお世話をすること。
素敵な友情が生まれ、世界が広がり、語学も上達します。
「情けは人の為ならず」
人に親切にしたら、よい報いとなって自分に戻ってくる、とても分かりやすいケースだと思います。もし横浜、関東地区での受け入れにご協力くださる方がいらっしゃったらご連絡いただけたら幸いです。
以上、日本柔道キャンプスポット、横浜について触れさせていただきました。
「2020年日本各地の柔道クラブに世界の少年少女を招きたい!」、応援何卒よろしくお願いいたします!