このクラウドファンディングは、オーケストラの増強したいということでご支援をいただいています。そのオケについてです。
増強するオケは、長岡 聡季 (Satoki Nagaoka) さん率いる「バッハ チェンバープレイヤーズ トウキョウ」です。この数年、ずっとシングイン・メサイア トウキョウは、「バッハ チェンバープレヤーズ トウキョウ」にお願いしてきました。昨年まではずっと、弦各パート1本だったものを、ことしは弦を各パート2本+木管楽器に入ってもらおうという計画です。
コンサートマスターを務めてくださる長岡さんは、バイオリン・ビオラ奏者でありながら、ご自身で『メサイア』の指揮・合唱指導も長年手掛け、『メサイア』についても知り尽くしている方です。「合唱曲のオーケストラである以上、器楽奏者と言えど、歌詞の単語や発語、また歌詞内容についても理解して演奏すべきである」という信念の持ち主。例えば、単語の最初の子音によって、オケの最初の音の出し方も違ってくる(変えるべき)のだそうです。もちろん、歌っている内容によっても、楽器の音の表現も変わる・・・。だから、ご自身のパート譜には、歌詞を手書きで書きこんで来て伴奏をしてくれます。そこまで考えて演奏をして下さるオケは、なかなかないかもしれません。
私は、こんなオケでシングイン・メサイア を歌うことができる事が、幸せでなりません。
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ちなみに、5/25の夕方、荻窪の杉並公会堂で、長岡さん指揮の『マタイ受難曲』が演奏されました。合唱に対する深い理解と聖書解釈、熱い『マタイ』がありました。詳細はこちら↓
http://coro-nuovo.main.jp/