今回のクラウドファンディングを応援してくれている知人が、此花区にある障がい者福祉作業所の《働楽》さんで、『映画と音楽と珈琲を 働楽で楽しむ 七夕の夕べ』というイベントを企画してくれました。


此花区は大阪市の西端にあり、三方を海と川(淀川と安治川)に囲まれ、埋立地が何割かを占め、もともとは工場や倉庫が多い場所です。近年はユニバーサルスタジオジャパンが出来て観光客でワンサカ賑わっています。一方で古くからの住宅地も残っていて、最近は若いアーティストが古民家を利用してアトリエを構えたり、文化発信の場が増えてきて《アートのまち》としても認識されつつあります。


だから《働楽》理事長の阪さんも、地域に文化活動を増やしたいと願う方で、今回の映画上映も「今後も古い映画の上映会とかをやっていきたいのでそのキッカケとして」と快諾下さいました。


映画『ソウル・フラワー・トレイン』は、カルト的人気の『MINDGAME』で知られるマンガ家のロビン西さんの中編マンガを原作にしているので、サブカルチャー好きなお客様も多いですし、

少年ナイフや赤犬、DODDODOなどの関西の人気ミュージシャンが参加しているので、音楽好きのお客様も多いですし、

名優・平田満さんが主演の人情喜劇なので、年配のお客様にも好評いただいています。

あと、僕が自主映画作家だった頃から気にかけてくださっていた硬派な映画ファンのお客様にもお越しいただきました。


そんな本作で僕が意外なオファーだと思ったのが、LGBTをテーマに扱った映画祭に2箇所、招待された事でした。確かにLGBTの人物が出てきますが、映画の中では3シーンくらいの少ない登場です。で、主催の方に聞いたところ「その描き方が良かった」と。LGBTが原因で対立したり、事件になったり、という事でなく、ただそこに、そういう人が「普通」にいる。そういう描き方が「嬉しかった」と。


確かに、僕はこの映画を作るときに、在日韓国人のおっちゃんや、保護観察を終えた女の子など、いろんな人が「普通」にいる大阪を描こうと思いました。自分の実感として、大阪がそういう場所だからです(僕は鶴橋というコリアンタウンのある土地に住んでいます)。なので、今回の福祉作業所での上映会は、僕の中でその延長線上のオファーな気がして、嬉しく思っています。


当日は地元のお爺ちゃんやお婆ちゃんも来てくれたら嬉しいなぁ。7月7日が楽しみです。


『映画と音楽と珈琲を 働楽で楽しむ 七夕の夕べ』▶︎ https://www.facebook.com/events/451237415439012/


監督 西尾孔志



コメント