「私の産みの母は、私を産んだ日、
出血多量で亡くなりました。
私が9歳のとき、父は再婚しました。
その母(継母)を好きになれませんでした。
アルコール依存症になっており、ヒステリーも
起こすし、とても嫌いでした。」
キャンペーンソング第21弾は、そんな想いと
共に手紙を送ってくださったマサさんという方に
曲を作らせてもらいました。
▼ソングレター15周年記念「あなたの手紙が無料で曲になる」
その後、対人恐怖症になり、
精神神経科にも通院、そして入院。
そんな経緯を経て、内観療法というものに
辿り着き、7泊8日で受けられたそうです。
(1)母にしてもらったこと
(2)母にしてあげたこと
(3)母に迷惑を掛けたこと
その3つと向き合った結果、思い出した
エピソードがあったそうです。
その時、お母さまに対する感謝の気持ちで
一杯になり、大声で泣き始め、いつまで
経っても涙が止まらなかった。
洗面所に行って、顔を洗っても、
どうしても泣きやまなかった。
その時の気持ちが手紙に綴られていて、
すごく心を打たれました。
なお、最後にこう結ばれていました。
「なお、母は現在 施設にいます。
私のことも思い出しません。
もっと早くに感謝の気持ちを伝えるべきだった。
ただ、施設での生活・行事は楽しんでいる様子。
これからも楽しんで欲しいと願っております。」
お母さまに届くかどうかわかりませんが、
歌を通して何かが伝わることを願っています。