こんにちは
大阪で女優をしながら
たわわの里を再生している高野暢子です。
今週はたわわの里へ戻れなかったので
本当に私ごとではありますが
たわわの里を再生して活かしていこうと
思った根幹にある私の思いを綴ります。
昔から母親によく似ていると言われてきました。
女優をしていて、老け役を演じることがあり、
シワやタルミを描いてメイクをすると、
母そっくりになってびっくりしたことがあります。
この写真は、去年
古民家を整理をした時に出てきたものですが、
「母にも若くキレイな時があったんだ~」
本当に衝撃と驚きでした。
この写真を見つけただけでも、
たわわ工房をリノベーションする
価値があったと思います。
この時タンスの奥から
お稚児さん参り
(七五三みたいなもの)の
髪飾りが出てきたり、
母が残してくれていた様々なものと共に、
思い出がよみがえってきました。
家の整理しなければ、
そんな母の思いを知ることもなく
のほほんと生きているだけだった
かもしれません。
この後母は兄と私を産み、そして、、、
父親のDVに苦しみながら、
祖父母亡き後は農業を一手に引き受けて、
60年間 桃を栽培し続けて来たのです。
そして私は、父親のDVのおかげで、
男の人と、大きな声が怖い
人に触れられることも怖い
子供を作ることが怖いなどなど
長い間苦しんできました。
そんなわけで
母に孫を抱かせてやれなかったため
うちの土地も家業も母の思いも
次代に託して引き継ぐことが
出来なかったのです。
そこで考えたのが
たわわの里プロジェクトでした。
この事業の根幹にあるのは
母の人生を形にして残す事なのです。
現在 母は87歳
遅ればせながら ほんの少しの親孝行を
していきたいと思っています。