みなさん、こんにちは。2019年の年の瀬の日々を、いかがお過ごしでしょうか。秋には、クラウドファンディングにご支援をいただき、ありがとうございました。おかげさまで全国の大勢の子どもたちに、絵本『おじいちゃんのまきストーブ』を贈ることができます。すべての対象施設と学校にお届けを終えるのは、2020年3月の春休み前になりますが、すでに児童養護施設や子ども病院から、たくさんのお礼状をいただいております。みなさん、すてきな新年をお迎えくださいね。信州小布施にも遊びにお出かけください。文屋 木下豊・一同より**********************★世代や血縁を超えた 「選択縁」という「家族」のありよう&森に還ろうの絵本を子どもたちに贈りたい★**********************文屋はこの秋に、絵本『おじいちゃんのまきストーブ』を出版しました。「森の美しい日常を描く絵本『おじいちゃんのまきストーブ』をより多くの人に届けたい!」この絵本を全国の子どもたちに贈るためのクラウドファンディングを行ったところ、全国の180人のみなさまから、合計1,604,000円のご支援をいただくことができました。50万円の目標に対して、達成率は320%です。この結果、つぎの4つの施設や学校の子どもたちに、この素敵な絵本をプレゼントすることができます。1.全国の599か所の児童養護施設に1冊ずつ2.日本小児総合医療施設協議会の子ども病院 31か所 小児ガンなどの難病と闘っている子どもたちと親御さんたちに、プレゼントいたします。3.東日本大震災の被災地3県の公共図書館 90か所 (福島県34か所、宮城県26か所、岩手県30か所)4.福島県内の小学校(国立私立も含め)449校年内に、1と2には発送を完了しました。3と4と、台風19号で浸水などの被害を受けた千曲川沿岸の市町村にある公共図書館には、今年度内にプレゼントを完了いたします。全国の599か所の児童養護施設に、1冊ずつ贈ったところ、ほとんどの施設から、ハガキや封書で、お礼状をいただきました。生みの親やきょうだいと暮らすという「当たり前」の毎日さえも叶わずに共同生活を送る約3万人の子どもたちに、お届けできたことを、ほんとうにうれしく思います。「絵本『あなのあいたおけ』に引き続き、今回も絵本を寄贈いただき、誠にありがとうございました。今回いただきました「おじいちゃんのまきストーブ」の優しいお話に、子どもたちは興味を引かれていました。心温まる話ですので、大切に読み聞かせさせていただきたいと思います。ありがとうございました。」(名古屋養育院 院長 佐藤忠彦さん)「光の国では寝る前に子どもたちへ読み聞かせをしています。絵本がみんな大好きです。「え本、おもしろかったです。また、ください。 小2 ゆきな」率直な言葉ですみません!」(大分県別府市の光の国 施設長 松永 忠さん)全国の理解者のみなさまからのご支援により、こうして子どもたちや施設の先生方に、喜んでいただけることを、ほんとうに光栄に思います。あらためて、ご支援、ご声援に、感謝いたします。**********************★子どもだけの絵本ではない。大人こそじっくり味わえる絵本だ。私もこんな人間になりたい。★**********************みなさんは、汐見稔幸(しおみとしゆき)先生をご存じですか?この絵本の作者 沢森りささん(本名 細川たかみさん)のご主人で言語学者の細川英雄さん(早稲田大学名誉教授)が、お知り合いの汐見先生をご紹介くださいました。汐見先生の簡単なプロフィールです。「教育学者。日本保育学会会長。東京大学名誉教授。八ヶ岳南麓「ぐうたら村」村長。専門は、教育人間学、幼児教育、育児学。ご著書は『「天才」は学校で育たない』(ポプラ新書)『人生を豊かにする学び方』(ちくまプリマ新書)など多数。」汐見先生はこの絵本に、推薦のメッセージをお寄せくださいました。(ここから)************この本を読むまで、ストーブは、そこでじっと炎の動きを見ていることで人間の気持ちをじっくりと落ち着かせてくれる、人間が発見した貴重な便利ツールだと思っていた。しかし、ちがった。ストーブの火を本当に楽しめる人は、社会で身にまとった心のおごりを少しずつ捨て、自然と一体になることや、生活を手作りすることを楽しもうとして生きている人なんだ、と教えられた。子どもだけの絵本ではない。大人こそじっくり味わえる絵本だ。私もこんな人間になりたい。こだわっているのは薪。現代社会の環境問題等は、有限な資源を人間が地球から収奪していることから来ているのだが、この絵本は再生可能な資源である樹木に注目させてくれる。再生可能な範囲で人工世界を創る、それが人間の知恵であり喜びだというメッセージが作者から伝わってくる。身の丈に合った人間の幸せを考えたいという人にぴったりの本だ。孫といっしょに読みたい。************(ここまで)汐見先生、ありがとうございます。「子どもだけの絵本ではない。大人こそじっくり味わえる絵本だ。私もこんな人間になりたい。」「身の丈に合った人間の幸せを考えたいという人にぴったりの本だ。孫といっしょに読みたい。」こうしたご感想、推薦のメッセージをいただけたことに、編集者としても、静かな喜びを感じています。そして、汐見先生が、「再生可能な範囲で人工世界を創る、それが人間の知恵であり喜びだ」という作者のメッセージを感じ取られた汐見先生感性のみずみずしさに、感動しております。この絵本が生まれた舞台は、八ヶ岳南麓の森のまちです。大らかに広がるこの森に抱かれると、ここがどこの国なのかわからなくなるような感覚に包まれます。そんな感覚そのままに、この絵本は、地球上のどこの国のどの森にでもありそうな物語です。そして、本杉琉さんの、国という枠にとらわれない、無国籍、あるいは超国籍のお人柄そのままの作風の絵が、このお話の何物にもとらわれない自由な世界観を創り出しています。「人よ、森に還ろう」という地球からのメッセージが聞こえてくるようです。この絵本のテーマの一つは、「選択縁(せんたくえん)」です。地縁や血縁のつながりがない人同士が出会い、ひかれあい、「あえて選んで」つながりあい、心を寄せ合って暮らす「家族」のありようです。地縁や血縁といった「選べない人間関係」とは異なり、「加入」も「脱退」も自由。ほどよく距離があって、無理なくつきあえる、「家族や地域に代わる支え合いのネットワーク」のこと。社会学者の上野千鶴子氏が提唱する、人間関係と生きざまのありようです。この絵本の四人と一匹は、選択縁の一つのかたちです。・・・アッと驚くような展開は何もないけれど、美しい暮らしのお話です。絵本『おじいちゃんのまきストーブ』文屋からのお求めは:https://www.e-denen.net/index.php/books?_id=44Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4861138639全国の書店、図書館でも、ご予約、リクエストができます。ではみなさん、佳き年末年始の日々をお健やかにおすごしください。木下 豊より【写真説明】http://www.e-denen.net/index.php/mailmag?絵本『おじいちゃんのまきストーブ』************************
みなさまへこんにちは。たいへんご無沙汰しております。お元気ですか?台風の被害を受けられたみなさまに、心よりお見舞いを申し上げます。文屋のある長野県小布施町の浸水被害が全国に報じられているため、多くのみなさまからご連絡をいただいております。わたしの暮らす飯田区では25%の22軒が浸水被害を受けました。木下家では手分けをして、お仲間たちと、水に浸かった家財道具の片づけや、30数人が身を寄せている公会堂での食事作りのお手伝いをさせていただいております。おかげさまで、わが家は無傷で済みましたので、ご安心ください。大自然への感謝と人々への和合の気持ちを、確かめる日々です。************きょうは二つのお知らせを申し上げます。1.絵本『おじいちゃんのまきストーブ』は、発売日の10月24日(木)を前に、はさみ込む小冊子が仕上がりました(写真)。A5判8ページのカラー印刷です。前半は、沢森りささんと本杉琉さんへのインターネット記事。後半の2ページは、「全国の子どもたちへのプレゼント!」と題して、クラウドファンディングにご支援くださったみなさまのお名前を、ご紹介しております(匿名、イニシャルの方も)。絵本が届きましたら、沢森さんと本杉さんがサインをして、対象になる方々に、文屋から返礼品としてお贈りいたします。楽しみにお待ちくださいね。2.『おじいちゃんのまきストーブ』原画展のお知らせ以下は、さわもりりささんからのお便りです。************絵本『おじいちゃんのまきストーブ』(え:もとすぎりゅう ぶん:さわもりりさ、文屋刊)の刊行を記念いたしまして、原画展を開催させていただきます。みなさまどうぞ、お気軽にお出かけください。日時 11月1日(金曜日)~11月5日(火曜日) 午前11:00~午後4:00場所 シュマン・デュ・ボヌール ギャラリ内 〒408-0311 山梨県北杜市長坂町白井沢3137-44【11月1日(金)オープニング イベント】1:30~1:45紙芝居(さわもりりさ):原画よりオリジナルバージョン2:30~3:30交流会(参加者):ごあいさつ(文屋 木下豊) 出会い(本杉琉、沢森りさ) 進行係(細川英雄)原画展期間中は、絵本の販売もいたしております。『おじいちゃんのまきストーブ』(1,650円 税込)クラウドファンディングにご参加いただきました方に、ドリンク引き換え券(2枚)を贈呈いたしております。ご来場のおり、どうぞお申し出ください。************ではみなさん、出版をお楽しみにお待ちください。実りを秋をお健やかにお楽しみください!文屋 木下 豊より
みなさん、こんにちは。収穫の秋、真っ盛りですね。いかがお過ごしでしょうか。文屋のある信州小布施の里は、特産の小布施栗をはじめ、りんご、ブドウなどの果実の収穫が、これからピークを迎え、活気づいております。遊びにお出かけください。おかげさまで、絵本『おじいちゃんのまきストーブ』は、印刷が始まりました。また、支援者のみなさまへの御礼と敬意を込めてお名前を掲載する小冊子は、ただいま編集中です。サイズは、A5判で8ページです。この絵本の誕生物語とこれからと題した対話を、写真入りで掲載し、巻末にみなさまの名簿(五十音順、敬称略、都道府県名)を掲載させていただきます。この小冊子は、絵本のすべてにはさみ込まれます。11月中には、1,000箇所を超える施設や学校の子どもたちに、プレゼントされます。プレゼントの様子や経過、成果なども、このページで報告させていただきます。なお、文屋の公式サイトでは、先行予約の受付を始めております。https://www.e-denen.net/index.php/books?_id=44発売日の一週間前10月17日(木)24時までに、このサイトからご予約くださると、以下の特典を進呈いたします。1.オリジナルポストカード(非売品)3枚2.一括5冊以上のご予約につき5冊ごとに1冊ではみなさん、絵本『おじいちゃんのまきストーブ』の完成を、楽しみにお待ちくださいね!★10月5日(土)に山梨県北杜市のシュマンで予定していた原画展と読み語りの会は、11月1日(金)に延期となりました。みなさまのお健やかなご多幸を祈念いたします。文屋 代表 木下 豊
みなさまへこんにちは。たいへんご無沙汰しております。きょうは二つのお知らせを申し上げます。1.絵本『おじいちゃんのまきストーブ』発売日は10月24日(木)になりました。当初より2週間ほど延期となりました。現在、ゲラの最終校正を行っております。きょうから、印刷の工程に入ります。楽しみにお待ちくださいね。2.『おじいちゃんのまきストーブ』原画展のお知らせ当初は10月5日(土)に開く予定でしたが、発売日の延期に伴って、こちらも延期いたします。すでにご予定いただいている方がいらっしゃると思います。予定の変更をおゆるしください。★この表紙写真は仮のデザインです。帯にはすてきな御方の推薦文を掲載いたします。以下は、さわもりりささんからのお便りです。************絵本『おじいちゃんのまきストーブ』(え:もとすぎりゅう ぶん:さわもりりさ、文屋刊)の刊行を記念いたしまして、原画展を開催させていただきます。みなさまどうぞ、お気軽にお出かけください。日時 11月1日(金曜日)~11月5日(火曜日) 午前11:00~午後4:00場所 シュマン・デュ・ボヌール ギャラリ内 〒408-0311 山梨県北杜市長坂町白井沢3137-44【11月1日(金)オープニング イベント】1:30~1:45紙芝居(さわもりりさ):原画よりオリジナルバージョン2:30~3:30交流会(参加者):ごあいさつ(文屋 木下豊) 出会い(本杉琉、沢森りさ) 進行係(細川英雄)原画展期間中は、絵本の販売もいたしております。『おじいちゃんのまきストーブ』(1,650円 税込)クラウドファンディングにご参加いただきました方に、ドリンク引き換え券(2枚)を贈呈いたしております。ご来場のおり、どうぞお申し出ください。************ではみなさん、出版をお楽しみにお待ちください。実りを秋をお健やかにお楽しみください!文屋 木下 豊より
みなさん、こんにちは。残暑お見舞い申し上げます。先日は、絵本『おじいちゃんのまきストーブ』を全国の子どもたちの施設や学校、病院に贈るクラウドファンディングに、あたたかく、力強い応援を賜りまして、ほんとうにありがとうございます。おかげさまで、絵本の制作は順調に進んでおります。まもなく、この絵に書名などを入れた表紙の案が仕上がります。本文の日本語には英訳が付いています。表紙にも書名の英訳が付きます。英訳は、名訳者として知る人ぞ知るアメリカ人のハート・ララビーさんが担当してくれます。絵本を読んで、何を感じるか、考えるかは、もとより読む人の自由です。作り手としては、次の二つのことを考えてきました。それは、「人よ、森へ還ろう。」「ご縁の不思議を味わおう。」です。ご縁について、考えたことを、メルマガに書きました。ご興味のある方は、ご一読くださいね。「無縁」という言葉の不思議な深さも知りました。https://www.e-denen.net/index.php/mailmag?_id=691 4回連載のすべてをご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。https://www.e-denen.net/index.php/mailmagではみなさん、仕上がりを楽しみにお待ちください。子どもたちへのお届けは、11月前半には完了いたします。ご自愛くださいませ。感謝を込めまして文屋 代表 木下 豊より