クラウドファンディングというものを友人の活動から触発され、今回試すことができました。誤解されるかもしれませんが、今回どんな反応が出るのかと興味本位で投稿してみましたが、皆様のおかげで自分のここに至るまでを振り返ることができ、とまっていた何かが動き出しているのを感じています。
17日間という短い期間でしたが、ご支援いただいたパトロンの皆様、本当にありがとうございました。
「お金はないけどお酒が飲みたい。じゃあ自分で作ってみよう」というところからスタートした私の『養蜂業』。お酒は糖分が材料となり、養蜂ならば庭先で原料が手に入る、と。
今では、少ないながらも認知され始めて、晩酌や月に1~2回お店に行ってお酒を飲むことができるほどに生活は落ち着きました。ご支援いただいている皆様のおかげと心から思っております。
市販のお酒が飲めるようになると「今更お酒を造ってもなぁ…」という気持ちもあり2013年9月の創業からひたすら忙殺と品質向上、作業体制の整備に翻弄されていました。
そんな時、ロバートパーカーという人物を知ることになりました。
世界ではパーカーポイントと呼ばれ、ワインの指標となる格付けを確立した人物です。パーカーも個人的な嗜好でワインの格付けを行った人物ですが、もともと嗜好品であるワインをあたかも絶対的評価であるかのような誤解を招いてしまい、世間から酷評を受けた時期もあったと聞きます。しかし、パーカーはあくまで個人の嗜好を表現したに過ぎず、結果世界がその指標を受け入れることになりました。
クラウドファンディングで彼と同じことをはちみつの業界で行いたいと思った時には自分自身気が付いていなかった。そこまで考えていなかった。いま、皆様の声を受けて気が付いたこと。
『今後の自分自身の行動指標になるものである」と。
生きていくことの目的や指標が定まらず、仕事を転々としていた20代。やめるという選択肢を抱くことがなかった養蜂業。
今までの自分は流れや運に任せてたまたまここにいた自分で、きっとこれからもそんな自分が見え隠れするでしょう。ひょっとしたら全く別の仕事をしながら別のことを追い求めていた人生もあったかもしれません。
出会いは偶然とはいえ、今では養蜂業が必然としてここにあるように感じています。
寝食を共にするヒッチハイクで出会い一緒に汗を流している弟子。おいしいご飯を提供してくれる料理長兼ピアニスト。かゆいところに手の届く相談役。名軍師。今でも逃げ出したくなる時に話を聞いてくれる友人・知人・先輩たち。支えになっている実家の身内。そして思いに賛同してくださるパトロン様。
周りの皆さんが、自分にかっこいい姿を見せてくれる。応援してくれる。笑ってくれる(笑われてないことを祈りつつww)。助けてくれる。一人の自分では存在しなかった。存在していても気が付かなかったものがたくさん見つけることができました。
失礼な言い方ですが、たった17日間のクラウドファンディングであったこともない方から『応援しています』という言葉をもらうだけで、頑張る気持ちが上がります。
ここにいたい。だから前に進む。至って個人的な理由でしかないのですが、それで周りの人が楽しんでくれればいいのではないでしょうか?
ロバートパーカー。ご高齢でしょうけど会ってみたい!
酒を造るには、まず、原料の基準整備が必要!あくまで個人的な嗜好ですが。
最終地点として古代のはちみつから作る古代の酒を商品としてではなく、存在そのものを復活させたい。
そのための世界移動養蜂であり、はちみつ版パーカーポイントです。
初心と今の想いがようやく一致しました。
今まで出会った人たち、キャンプファイヤーでご支援いただいたパトロンの皆様のおかげです。
残り僅かな時間ですが、ご協力お願いいたします。