6/29稽古日誌
初めまして。
「アイヌ 旺征露」ロンドン公演で旺征露(オセロ)を演じる、水戸貴文です。
皆様、シェイクスピア・カンパニーに御支援いただき、ありがとうございます!!
私は、昨年の宮城・東京・北海道で上演した「アイヌ 旺征露」からカンパニーに所属しました。
ただいま、8月のロンドン公演に向けて、絶賛稽古中でございます。
いよいよロンドンまで、残り一ヶ月。
エジンバラでの公演から、約20年。
ついに、シェイクスピアの本場、ロンドンでの公演が近づいてきました。
日本国内でも東北弁での上演をしてきましたが、イギリスでの東北弁。
言葉の壁を越えて、私達の表現がどのように伝わるのか、
さらに、その先に東北弁の暖かさがシェイクスピアの言葉を通してどんな風に感じてもらえるのか、とても楽しみです!!
先日の稽古では、旺征露の妻である貞珠真(デズマ)とのシーンを相手役の石田愛さんと、
どんな感情なのか、
どんなことを相手に対して思っているのか、
気持ちがどう変化しているのかなど、話し合いを交えながら稽古をしました。
(↑これは旺征露と貞珠真...デズデモーナが行うアイヌ式の婚礼の場面です)
セリフを言い合うだけではなく、そのシーンに生きている人間の気持ちや、場所、時間など細かくイメージの共有をすることで、そのシーンに深みが出てきます。
舞台は一人では決して作ることが出来ず、みんなで作るから大変なこともあります。
でも、その先には一人では見ることも感じることも出来ないものが生まれると信じています。
(↑アイヌの踏み舞、”タプカラ”です)
これまでの稽古以上に気を引き締めて、
ロンドンに向けて、
そして、その先の劇場建設に向けて走り続けたいと思います!!