おめでとうございます。と、私が言っていいものなのかどうなのか。複雑な立場なので、複雑な気持ちでこちらを読まれてる方はこの記事はサラッと流して頂ければと思います。
約1年、メムを経営しました。通常の飲食店では体験できないであろう事が多々ありました。
今日は私、和泉の話をします。
私はメムの開店準備をしている頃にたまたまWAIS-Ⅲという知能検査を受けました。何項目かが数値化され、一般的に最上値と最下値の差(ディスクレパンシー)が15以上あると発達障害の可能性が高いと言われています。
私のディスクレパンシーは36という結果が出ました。紙面上では発達障害真っ黒という事になります。しかし発達障害の特性と言われている注意欠陥や多動性などがほぼない事から発達障害との診断はおりませんでした。
問題はその凹凸の形(折れ線グラフで表される)でした。私の担当医は(たまたま)発達障害専門の精神科医でしたが『こんな形は見た事がない』という、珍しいものだったのです。
メムがオープンし、半年位は無我夢中で駆け抜けました。WAIS-Ⅲの結果の事は忘れていました。『あれ、そういえば』とふと思い出しまじまじと結果を見返したのは今年の初頭だったかと思います。
改めて自分の検査結果を見て驚愕しました。発達障害は人によってパターンは様々ですが、私の折れ線グラフは一般的に多いと言われている凹凸と真逆の形を画いていたのです。
この事から、私はメムの経営について真剣に悩む様になります。『色々な人の気持ちに寄り添う場所』を経営していながら、IQ的に人の気持ちを理解したり汲み取ったりする事が出来ない。
メムにいらっしゃるお客様の多くは『誰にも理解されない苦しさ』を抱えていました。しかし経営者である私自身は『誰の事も理解出来ない苦しさ』に日に日にもがく様になります。
そこから今に至りますがこちらは割愛します(クラファン本文の動画参照)。
メムは私にとって大切な場所です。これからも多くの方のサードプレイスとして存在出来る様に、これからは経営者ではなくサポーターとして関わっていきたいと思っています。
私はもう少し強くなったらお店に戻ります。
また皆さんとお会い出来る日を楽しみにしています。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
本日の盛会をお祈りしています。
和泉