7月10日、福島市あづま総合体育館にてワークショップを行いました。あづま総合体育館は、東日本大震災の原発事故により被災された方々が避難しており、福島市内で最もこどもの数の多い避難所です。今回は福島市内からもこどもが参加してくれました。福島市内も放射線量が多く、こどもたちは外で遊ぶことが難しくなっているようです。わたしたちの活動が、避難しているこどもたちだけでなく、みんなの遊び場になっていくといいな、と思っています。ちゃぶだいをみんなで囲んで、遊んだり話をしたり、公園のような場所になることを目指しています。詳細レポートはこちらから→ http://www.creativeforhumanity.com/kakurega/1305/
7月6日、宮城県登米市津山町で製作しているちゃぶだいの状況確認と、避難所の状況把握に行ってきました。津山町は津波被害の大きかった南三陸町から内陸部にわずか5kmに位置し、多数の方が避難されています。ちゃぶだいを津山町近辺に避難されている方、特にこどもの多い避難所で使って頂きたいと考えています。工場で確認をした後、津山町若者総合体育館に向いました。この体育館には南三陸町から約80名が避難されてきています。こどもも約15名が避難生活を送っているとのことでした。本物の杉材で製作されているちゃぶだいのことに、とてもに興味をもってくださいました。段ボールで仮設的につくられたテーブルがあるとのことでしたが、避難生活が長期化する中で段々と使えなくなっているようでした。そして避難所の真ん中にちゃぶだいを設置してはどうかと提案してくださいました。その後、南三陸町の戸倉小学校、中学校が学校ごと移転している旧善王寺小学校を訪れました。戸倉小学校は、津波により校舎の3階まで浸水するなど壊滅的被害を受けました。震災当日は学校裏手の神社で1年生から4年生までは社内で、5、6年生と大人は外でたき火をして一夜を過ごしたそうです。現在校舎は戸倉小学校、中学校が使用し、体育館は避難所となっています。体育館は4世帯の方が避難されています。同じ南三陸の集落の方同士で、とても仲の良いご様子でした。仮設住宅へも一緒に移転されたいそうですが、現状ではなかなか難しいそうです。このうちの1家族はお子さんが戸倉小学校に通われているそうです。現在ちゃぶだいは改良を重ねており、できるだけ早く避難所にお届けしてこどもたちやお年寄り、みなさんのコミュニティの中心になって欲しいと思っています。ご協力を宜しくお願いします!詳細はこちらでも紹介しています→http://www.creativeforhumanity.com/chabudai/1272/
わたしたちは隔週で水曜日と日曜日に福島市あづま総合体育館でこどもたちと一緒に絵を描いたり、体を使ってあそんだりしています。こどもたちが避難前に住んでいたのは自然豊かな場所です。そのせいなのか男の子も女の子もとてもワンパクです。最初は少し人見知りしていたこどもたちも最近は心を開いてくれるようになって、笑ったり、わがままを言ったり、すねたり、泣いたり、沢山の感情を発散してくれるようになりました。先週までいた子が今週はいなかったりして、寂しいな、と思うこともあります。きっとあたらしいお家で、あたらしいお友達にも会って、元気に過ごしているのだろうな、避難所から出てお家も見つかって良かったね、と思うことにしています。とても上手に粘土でケーキを作ってくれたひかりちゃんやともきくんのこと、色彩感覚が抜群で、芸術的センスにあふれていたこころちゃんのことなどをわたしはいつまでも覚えているからね。元気で逞しく成長して、また一緒に遊ぼうね!