制作開始です。
まず天井画作品 01『アラベスク』の、女性の顔を完成させます。
僕が顔を描くときは、決まったモデルはなく頭にあるイメージを画面に描き写す作業です。うまくいくときもあれば失敗することもあります。ほとんどは偶然の産物なんですね、
実はこの女性の顔は『モデルグラフィックス』誌(スタジオぬえ特集)で描いたときに「気に入った顔が描けたけど、本の表紙に登場させるには、ちょっと顔つきがキツすぎるかな」とボツにしたものなのでした。
絵全体は横幅9千ピクセルありますが、顔の原寸の画像になります。
顔を細部まで細かく描くためには、絵全体の画像サイズを拡大するのがいちばんですが、そうすると画像ファイルそのものが重くなり、タブレットのペンを使って描くときに、画面の描線の動きが、手に持つペンの動きに追いつかなくなってしまうのです。
また、割とこまめに保存する、データのバックアップも大変になってしまいます。
女性の顔も、胴体も、後からドレスやアクセサリーを描き足す予定なので、今現在は裸の状態で描いています。