Check our Terms and Privacy Policy.

女性たちと新しい働き方をつくる 南三陸にパン・菓子の共同工房を!

仕事や子育てに追われる女性の限られた時間をシェアし、果敢に挑戦する女性一人ひとりがオーナーの新しい働き方をつくりだす。まだどこにもないこのチャレンジ工房が、地域で暮らす若い女性の希望になると信じて。

現在の支援総額

1,685,000

112%

目標金額は1,500,000円

支援者数

111

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2017/01/09に募集を開始し、 111人の支援により 1,685,000円の資金を集め、 2017/02/18に募集を終了しました

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

女性たちと新しい働き方をつくる 南三陸にパン・菓子の共同工房を!

現在の支援総額

1,685,000

112%達成

終了

目標金額1,500,000

支援者数111

このプロジェクトは、2017/01/09に募集を開始し、 111人の支援により 1,685,000円の資金を集め、 2017/02/18に募集を終了しました

仕事や子育てに追われる女性の限られた時間をシェアし、果敢に挑戦する女性一人ひとりがオーナーの新しい働き方をつくりだす。まだどこにもないこのチャレンジ工房が、地域で暮らす若い女性の希望になると信じて。

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

thumbnail

WEの塩本です。

 

パン・菓子工房oui(ウィ)は今日、保健所の衛生検査を受け、いくつかの改善を条件に製造許可取得の見通しがたちました!
先週、水道屋さんの工事が入り、建物はほぼ完成に近づいています。この小窓からパンが販売できる日を目指してあと一歩、どうか応援してください。
プロジェクトリーダーのみっちゃんこと栗林の疲労も頂点に達していますが、この笑顔です。(プロジェクトリーダー、工房への思い

 

立春を過ぎたとはいえまだまだ寒い南三陸町。うっすら雪景色の工房周辺の入谷の里山の風景です。丘の向こうは津波にあった沿岸地帯。いま、かさ上げ工事が急ピッチで進み、道がどんどんつけ変わり、ようやくこの3月3日に新しい商店街がオープンする予定です。おいしいパンやお菓子が焼けるようになったら、商店街の産直にも並べて町のみんなに届けられますように。

 

この素晴らしい、木の香りでいっぱいの小さな建物を建ててくれたのは棟梁こと佐藤工務店の與一さん、私たちが「うみさと暮らしのラボ」で大事にすること教えてくれる先生のひとりです。
棟梁は津波の被害にあったあと、縁あって海辺の集落からこの里山に越して来ました。
このプロジェクトの構想の段階、まだ工房建設なんて夢のまた夢だった頃から話を聞いてくれていた棟梁だからこそ、「やるからには責任持って」と引き受けてくれました。地元の南三陸杉材を活かし、木に向き合って丁寧にしごとをする棟梁には自然とともに暮らすこの土地での作法が染み付いていて、いつもぽろりといいことを言うのです。そして、密かに、女子力(?)が高い。棟梁のお宅には、お手製の木のポスト、木のちりとり、猫ちゃん用の木のお膳、使いやすいように心配りされた台所の棚など、端材までいかした可愛い木工製品がたくさんあってわくわくします。
棟梁のおかげで、私たちがうみ出したい価値を体現するような、地元の南三陸杉材を使った手づくりの温かい建物ができました。

 

いままでに何度かお願いして、木工講座も開催していただきました。


思えばちょうど1年と少し前、パンの講座からうまれたグループ「ここむぎ」をはじめ、食のしごと勉強会で出会った女性たちが「製造許可のある加工場を自前で用意する」ことへのハードルが高すぎて一歩を踏み出せない、まだまだ復興過程の町内で使える場所を見つけられない、という壁にぶつかっていた時。パンの講座でも隣町の工房を利用しての試作販売でも、こんなにも美味しい食材がたくさんあるのに、土地のめぐみをいかしたパンをうみだしたいのに、可能性をたくさん感じているのに、と、突破口を見いだせないでいた時。ようすを見ていたこの場所の地主さんが

「あそこの石をどければ、土地がある」

と言ってくださったひとことが、すべてのはじまりでした。

今ついに工房が建った場所、以前はこんな様子でした。

 

工房をつくる? 私たちにできるだろうか? でもやるしかない! やろう! どうやって?
そこからはただただ高まった熱量におされるように、知恵を出し合いながら、一歩一歩建設に向けて進んできました。そのなかで、どれだけ多くの方々に助けられてきたかわかりません。

地主さんをはじめ、災害ボランティア時代に知り合った司法書士さんなど、土地の契約や農地転用の書類作成の相談に乗ってくださった方々。
この大量の石を運ぶ手伝いをしてくれたみなさん、ユンボとともに現れた奇跡のおじさん、
WEのブログ 工房予定地ができるまで道のり 奇跡の石運び、まさかの遺跡発掘調査


建前(上棟式)は「ここむぎ」メンバーやご近所さんが手伝ってくれて、餅まきならぬパンまきと手料理でお祝いしました。
WEのブログ  餅まきならぬパンまきを

 


内装工事にはいってからは、経費節約のためできることは自分たちで!と壁塗りや天井貼りのための竹切りに、工房利用予定の人、友人、東京からのボランティア、たくさんの人たちが駆けつけてくれました。

 

そして、美味しい差し入れをいただくこともしばしば……。

 

さらにさらに、私たちには手が届かないと諦めていた機材を譲ってくださった方々、寒い寒い日にその機材搬入を助けてくれた方々、心配しながらもいつも相談に乗ってくださる町役場の方々、「美味しいパンを待ってるよ、応援してるっちゃ」と温かい声をかけてくれる地元のみなさん。

ありがとうございます。

そして、1月までにご寄付を下さった50人を超えるみなさん、そしていま、CAMPFIREでこれまで応援して下さった50人のみなさん、応援してくださること、このプロジェクトの仲間になってくださったこと、本当に嬉しいです。ありがとうございます。

こうしたみんなとの日々を積み重ねて、この「パン・菓子工房oui」プロジェクトは進んできました。次は、機材を整え、オーブンに火を入れられる日を待っています。クラウドファンディングも残りが10日と少し。どうかどうか、達成めざして、なにとぞ応援してください。

 

 

シェアしてプロジェクトをもっと応援!