記事を読んでくださている皆さん、こんにちは!
亀ケ川です。
「#刑務所から世界へ」にご支援くださった方、興味を持ってくださった方、本当にありがとうございます。
#わたしの好きな世界も、回を重ねてまいりました。これまでの記事、読んでいただけましたか?いかがでしたか?
私自身、行ったことのある外国は多くないので、#わたしの好きな世界でいろんな国を見られることをとても楽しんでいます。
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さて今回私があげたいのは、日本の、石川県です!
私は国内でも行ったことのない場所が沢山あり、石川県はその中でも特に行ってみたかった地域でした。実は先日やっと念願叶い行くことができました。そして、しっかりと魅了されて帰ってきました(笑)
今回は、素敵だなぁと感じる大きな理由のうち2つをお話しします。
・文化的、近代的、芸術的の3要素が混在している街
・里山里海の暮らし
「文化的、近代的、芸術的の3要素が混在している街」
石川県にいた間のほとんどを金沢市に滞在していたのですが、市内を散歩しながら、多くの夏の催し事に出会いました。例えば、、
・兼六園のライトアップ&園内観覧無料開放
・石川四四高記念文化交流館でのプロジェクションマッピング
また、古き良き雰囲気を持つ商店街、おしゃれなカウンターのレストランバー、それぞれの光を放ちつつ賑わう市内を歩きながら、もう一つの 「私の好きな世界」 を思い出しました。
オーストラリアの首都キャンベラという街です。
キャンベラは、その地域に首都を置くことが当時の政府によって決定されたのちに、都市が開発されています。なので、もともとの広大な自然の中に、設計し尽くされた道路と近代的な建物やおしゃれなカフェが並んでいるのです。
その「大自然と、近代的な建造物たちと、のんびりした人の暮らしが混在している街」がとても新鮮で、まるで異世界かテーマパークの中にいるかのような不思議な感覚になったことを今でも鮮明に思い出します。
キャンベラと金沢市、遠く離れた都市ですが
「文化的、近代的、芸術的の3要素の混在」から感じる心地よい違和感のような感覚に、同じように浸れて、楽しかったです。
「里山里海の暮らし」
石川県には、山・海・田園に囲まれた自然豊かな集落がいくつもあります。
車を止めて訪問したのは能登半島です。
漁港と漆塗りの香りが海風に乗って吹く街で、特産の魚介類やその加工品、工芸品をうる市場や、伝統工芸である漆器の厳かな展示など、
そこもまた、様々な顔を持つ街でした。
能登半島では、夏にキリコ祭りというお祭りが行われます。
人から聞いたのですが、「里山里海から外へ出た人も、このお祭りのために里に帰ってくる。他県からも、海外からも。」
だそうです。
・キリコ、大きいのもは2トンするものを150人ほどの人で担ぐそうです!
集落の人口は減っていて、高齢化も進んでいます。その状況でも、若く外へ出た人たちが、昔からの習慣のために故郷へ帰り、昔と同じように集まる。そんな風習があるそうです。
格好のいい言葉を使うと、ソーシャルキャピタルの究極ってこういうことなのかもしれない、と感じました。
国際協力界隈では聴く機会が多い「レジリエンス」という言葉があります。それから、「持続可能性」。これらが現実の地域社会で体現されるには、この里山里海で感じた「ソーシャルキャピタル」社会関係資本、がキーになるのかもしれないなあと感じ、地方の可能性みたいなものを強く感じられとても面白かったです。
私自身が山梨県の地方で生まれ育っているから、人と人が近い里の雰囲気が心地よい、ということもあるかもしれません。
いろんな国、地域、街、暮らしがありますが、
その人の感性、訪れるタイミングなどなどによって心に残る記憶が違ってくるものだと思っています。
今回の#刑務所から世界へ のクラウドファンディングも、そんな一人の人間が抱いた強い想いからスタートしています。
ぜひ、ページをお読みください!