本日の西日本新聞「デスク日記」に、福団治師匠と
映画「人情噺の福団治」のことを取り上げていただきました。
ありがとうございました。がんばります!!
(以下、本文)
↓↓↓
上方落語家の桂福団治さん(74)は高校のころからのファンだ。実際に「お付き合い」をさせていただくようになって30年近くなる。何よりの魅力 は、地道に芸を深めていく姿。滑稽噺(ばなし)はもちろん絶品だが、大阪では演じる人が少なかった人情噺を早くから手掛けてきた。
マスコミに重宝される落語家に比べ、スポットライトを浴びる機会は決して多くはなかった。が、最近、うれしいニュースが飛び込んできた。福岡県八女市在住の映画監督伊藤有紀さんが、来年公開予定のドキュメンタリー映画「人情噺の福団治」(仮題)の撮影を始めたのだ。
伊藤監督にお会いした。「有名な落語家を『太陽』とするなら福団治さんは『月』。どちらが欠けても一方は存在しません」と伊藤監督。見事な表現だ。福団治 さんが弟子入り志願の若者に伝えてきた言葉がある。「スポット浴びたいなら笑福亭仁鶴や鶴瓶を紹介したる」 (宮原勝彦)
=2015/04/14付 西日本新聞朝刊=