メキシコ側アーティストと日本側アーティストによる、現地で共に作り上げた2つのコラボレーションパフォーマンスが行われました。
根橋志織里と,、展覧会会場の運営スタッフの一人であるAdorian Barba Jimenezによる書道パフォーマンス。根橋がAdrianの名前にふさわしい漢字「亜鳥韻」を考えその書き方をAdrianに教えて、二人がそれぞれに自分の名前を大きな和紙に書道で描くというものでした。
古谷由布とAntonio Palaciosによるパフォーマンス「聞けない詩(死)」。今回の展覧会で、Antonio Palaciosは死に関する詩をモチーフとした映像作品を出展していたのだが、設置の際に音声が流せないというトラブルが発生しました。しかし、古谷とAntonioはむしろそのトラブルを逆手に取り、聞くことのできなかった詩の音声をまた別の形で活用し新たなパフォーマンスを作り上げました。
どちらもメキシコでの滞在中の交流から生まれたもので、お互いの活動への理解や時間の共有がなければ成しえない意義のあるパフォーマンスとなりました。