クラファン日記_14「ラジオ出演」
あと3日!と締め切りが迫りました。
世界では様々な事件が起こり、日本でも多くの問題が山済みのなかで、自分の言いだしたこのクラウドファンディング。
あと3日間で何ができるか考えています。
昨日のラジオ出演では、とてもよい体験をしました。
ラジオを聴いているリスナーは僕のことなど全く知らないわけです。
まず初めに自分なりの自己紹介をして、その後にパーソナリティーの方にその自己紹介を突っ込みまくっていただきました。
そのことでなんだかタイムスリップしたような気持ちになりました。
・ダンスを始める前は野球少年だったこと。
・ダンスを始めるきっかけは、先にダンスを習い始めていた姉のストレッチ体操だったこと。
・少しですがモテたいって理由もあったこと。
・最初に始めたジャズダンスの先生にバレエスタジオに連れていかれたこと。
・そこには様々なジャンルのダンスに人生をかけ、レッスンに通う大人たちがいたこと。
・僕自身が様々なジャンルを渡り歩いた理由は、アルバイトを辞めてダンス一本で生活したかったから「何でもやります」って理由だったこと。
・コンテンポラリーダンスという言葉は20年くらい前からあったけど、僕が知ったのは10年前だったこと。
・いつの間にかコンテンポラリーダンサーって呼ばれるようになったこと。
パーソナリティーのしてくれる質問に答えているだけで、ものすごいスピードで自分を振り返ることができました。
さすがプロの仕事でした!
次に現在の活動について聞かれました。
・コンテンポラリーダンスは「ダンス界の開発・研究機関みたいなもの」という僕なりの発想。
・3年前に青木尚哉グループワークプロジェクトを立ち上げたこと。
・グループでは、1年毎の約束のもとに10数名のメンバーで週4日4時間を共有していること。
・ダンス=身体、ダンスにおける身体のあり方を探求していること。
・そのためのポイントワークというオリジナルメソッドがあること。
・同時に社会の中でのダンスの在り方を模索していること。
・その一環で、観覧無料で5時間の耐久パフォーマンス「集約させないパフォーマンス」を定期的に開催していること。
・そこでひらけた環境にまで、ダンスを持っていくことでもっと多くの観客を開発できるという手応えを得ていること。
etc
こういった流れを元に今回のクラウドファンディングの挑戦があり、そこについてもお話しさせていただきました。
もっと多種多様な人々に、僕らのダンス公演を見てもらうためのアイディア!それが、
チケット無料(投げ銭制)の公演形態に挑戦につながっています。
途中には「お気に入りの音楽を1曲持ってきてください」と言われジョン・ケージの「ある風景の中で」を持って行きました。
本当は、4分33秒間をピアニストが楽譜をめくるだけで、音を発しない「4:33」というという曲を持ってきたかったけど、流石にラジオでそれな無いな(笑)と思い直したことを話しました。
「ある風景の中で」はとても美しく、ジョン・ケージの中では、わかりやすい曲です。しかし彼はその半面でいわゆるわかりにくい曲や偶然性に重視した難解な曲も沢山作りました。勝手な解釈ですが、わかりにくかったり、計り知れない未知のものに、彼は興味を抱いていたのでは無いかと思います。
最後のリスナーへのメッセージではここに触れつつ今の時代について話しました。
・わかりやすいものについつい飛びつくのもアリだと思いますし、それが世の流れではあります。
・でもそのすぐ隣には計り知れない世界が広がっている。(この世はわからないことに満ちている)
・僕らのそう行ったものに手を伸ばす活動をしています。
・研究や開発を含むため、わかりやすいことばかりでは無いし、上手くいかないことも沢山あります。
・でも出来るだけそのわかりにくいものを皆さんの身近くまでお運びしたいと思います!
・ぜひ、足を止め、目を止め、ご覧になってください!
あっという間の30分間でした。
いつもあれこれ考えると何時間も堂々巡りするのに、パーソナリティーの方とお話ししたことで頭の中がスッキリしました。
さてさて。
あと3日間です。
支援していただいている方は、100名を越えました。
大変ありがたいことです。
最後にもう一度、埋め込み映像や、ページをシェア、拡散していただけますと、本当にありがたいです。
どうぞよろしくお願い申し上げます!
青木尚哉