皆様の応援、ありがとうございます。
経過報告とは少し異なりますが、改めて三鈷寺を紹介させて頂ければと存じます。
三鈷寺は京都の西山、鴨瀬山の中腹に建っている寺院です。
古来より西方極楽浄土、極楽は西の彼方にあるという考え方がございますが、丁度京都市街から見て真西に位置しております。
春と秋、年2回のお彼岸にはさらに真西に太陽が沈みます。
これを眺めながら極楽を想うこと、日想感に浸ることができます。
三鈷寺は1074年に開かれました。
その後1161年に西山上人(証空)が入寺し、浄土宗西山義を全国へ広める拠点となりました。
この方を祀っております、西山善恵上人霊廟がございます。
御本尊は金色不動明王です。
左に阿弥陀如来像、右に十一面観音像を配しております。
本来の御本尊は第二世観性法橋作の佛眼曼荼羅なのですが、寄託中のためお前立ちとして祀っていたものを御本尊として安置しております。
また、京都市街を一望できるその眺めから、別名を天空のお寺と呼ばれております。
加えて主要な観光地から離れているため、虫の音と風の音だけが響く、静寂な空間があります。
この静寂と歴史の中で、俗世間と離れ、ゆっくりとした時間をお過ごし頂ければと存じます。
皆様のご来山を心よりお待ち致しております。
最後に、遠方の方がご支援しやすいよう、御朱印やお守りといったリターンを近日中に公開する予定です。引き続き宜しくお願い致します。