この写真はクラウドファンディングが始まる一年以上前、2018年2月27日当時、建物を解体するという話を聞いていた頃、移築を念頭に置いて第一段階の建築調査を発注して行った様子です。
旧ごんばちでは、お客さんが書いた半紙を貼っていました。
左側に「感謝」と書かれた半紙が飾ってありますが、あの上部に神棚をまつる場所がありました。
ところで、右側や奥を見ると「安産」と書かれた半紙がたくさん貼ってあるのが見えます。ごんばち父さんの安産祈願は、多くの妊婦さんに勇気をあげたと聞いています。
旧ごんばち再生に関わる方々と話す中で、思いつきました。
神棚、祠を、安産神社として再生しよう。
宇都母知神社には天照大神、稚産霊神が祀られていますが、生産・再生を司り農業振興や養蚕の神々としても崇められていたそうです。
旧ごんばちは宇都母知神社と同じ台地上にあり、農業地帯に立地します。新たな世代を創る子供達が元気に生まれて健やかに育つ、古民家をそんな場所にしたいと思います。
神社というとおおげさですが、古民家を訪れる方々がこのように感じてもらえる場所のシンボルとして、神棚と祠を直していきます。