フェリーノ「XMT40+5」プロジェクトへご支援いただいた方へ写真は先日(10月初め)に行った涸沢です。輸入手続きが無事終了し、10月15日より商品の発送を開始しました。ご支援いただき本当にありがとうございます。16日〜18日までにはお届けできると思います。発送元株式会社アウトリンクスより佐川急便での配送となりますので、お受け取りのほどよろしくお願いいたします。不在の折は「不在票」がポストに投函されると思いますので、その際は不在票より再配達のご連絡をお願いします。ご利用シーンなどをSNSに投稿していただけるととても嬉しいです。その際は「#ferrino」をタグづけしてください!「XMT40+5」について何かございましたら、アウトリンクス(info@ferrino-jp.com)までご連絡ください。
「XMT40+5」には背面サイズ展開がありません。だから背面長が合わないともうダメ、なのか?いえ、そんなことはありません!背面長がバックパックのフィット感の全てではないのです。まだ知られていない「XMT40+5」のスゴさをお教えします。先日「XMT40+5」の試用に登りに行きました。いざ歩き出そうと背負ったら、背中に気になる「当たり」がある。だからバックパネルを外したんです。いつの頃からか、登山用バックパックに背面長サイズというのが出てきました。しかしフィット感を出すのに、背面長よりもっと核心的なポイントがあります。それが背面型。「XMT40+5」の取り外し可能なバックパネルには、背面シェイプの骨格をつくっている「T」字のフレームがあります。実はこれ、あなたの背中の形に合わせて調整ができるのです。比較的厚めのフレームなので、調整作業には少し力が必要ですが、堅い針金のような感覚でかなり微妙なところまで調整可能です。空荷で背負っても微妙なフィット感はほとんどわかりません。調整するときは、必ず荷物を入れた状態で背負って、「当たり」の確認をしてください。フィット感最高の場合はそのまま。もし「当たり」がある場合は、この「T」字フレームを引き抜いて調整します。バックパネルを入れて使うなら、本チャン前には必ず荷物を詰めた状態で「当たり」のチェックをしてみてください。これだけで驚くほど快適に背負えます。試用登山でもギアの不調に悩まされることなく、これで一日快適に背負うことができました。「ULTIMATE 38」や「TRIOLET」なども、この内蔵フレームの調整が可能です。ちょっとこれ、人に教えたくなりませんか?
極限的自然環境で実用性が証明されてきたテント。そのデザイン哲学をそのまま踏襲して、バックパックもデザインされています。つまり、「クライアントによってもたらされたコンセプトと望まれた要件」を反映させるために、最先端の機器を使用し、まずは初期のコンセプト通りに機能するプロトタイプを作成します。フィールドテストを繰り返し、改良を重ね、出来上がる製品は正確にコンセプトを反映したものであるばかりでなく、クライアントすら気付かなかった実用性を備えたものとなるのです。バックパックのデザインにおいて、シェイプは膨大なデザインデータから特定の用途で最も有用な形がチョイスされます。またカラーリングはイタリア車などのデザイン性の高い工業界の流行を取り入れるなど、登山業界にとどまることなくデザインされていきます。そして、長年愛されてきた実用的なアドバンテージをそのクラシカルな見た目に残しています。それが多くの登山者から信頼を獲得している理由ともなっています。そして、フェリーノは、「パフォーマンスを追求する情熱家のために、その地平を広げ、グローバルな基準において適切な価格で製品を提供する」ことを目標に掲げています。フェリーノが目指すのは情熱を持ってアウトドアでパフォーマンスを追求するあなたに、その機会を提供すること。そう、アウトドアでの至高の体験の価値提供です。「XMT 40+5」はそういったフェリーノのバックパックの先端を行く製品なのです。
フェリーノは冒険家や登山家とともに歩んできました。あの登山界、冒険界のレジェンド、ラインホルト・メスナーもその一人です。フェリーノとメスナーは、そう、同じイタリア、同郷なのです。フェリーノはそうして常に限界を追求する者たちと共に進化したしてきました。「XMT40+5」は、その最新ギア、2019FWのHigh Labシリーズ最新作となります。プロジェクトページでは、なぜ「登山をもっとおもしろくする」のかをあまり説明していませんでした。なのでちょっと補足します。バックパックとして特徴を尖らせるため、「軽さの追求」「防水性の追求」という2極が主に進化してきました。どちらかを極度に追求した結果、アルパインにおいて必要な機能や快適さが蔑ろにされているのではと感じることもあります。そのことに「XMT40+5」を使用することで初めて気付かされるのです。どういうことか。「軽さ」「防水」これらどちらか一方だけでは回避できない多種多様なリスクに晒されるアルパイン登山で、「XMT40+5」がもっと多様なリスク回避に役立つ機能性が備わっていて、その利点が効かせられれば、困難な目標達成に有効なのではとワクワクしてくるからです。イメージが膨らみます。それが「XMT40+5」が「登山をもっとおもしろくする」と感じる理由です。