『Human Nature(Michael Jackson)』
Yusuke Kono Piano Trio 河野祐亮ピアノトリオ
これは1年前、渋谷のJz Bratで行ったライブです。
マイケルジャクソンの名曲を僕がアレンジしました。なぜこの曲をアレンジ、演奏しようと思ったのか(ジャズの曲ではないのに)は...
2012年New Schoolに入学する前の日の飛行機の中で...という出来事を当時ブログにしていました恥。
以下抜粋します。そんな思い入れのある曲です。
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機内サービスの映画を画面でパラパラと作品を眺めてたら、『This Is It』がリストにあった。実は観たことがなくて、ぼんやり観てみたいなぁと思ってた。
mixiでもFacebookでもいろんなミュージシャンが良かったってあまりに書くもんだから、ジブリと一緒で、そんなにたくさんの人がいいって言うものって一種のマインドコントロールされるものなんじゃないかってすごい疑ってて笑
実際観てみたら、感動してしまった
ご存知の通り、マイケルジャクソンのコンサートのリハーサルをドキュメンタリー映画にしたものなんだけど。オレはこれを観ながら
『今からオレが向かっているトコロは、こんなにでっかいスケールの音楽のショーを必死に作り上げることを許される国なんだ!』
と思って感動した。ハッキリ言って日本ではこんな大掛かりな総合芸術、やることすら許されないと思う。なぜなら芸術にかけられるお金も無いし、こんなスキルの高いミュージシャン、ダンサーを始めとするパフォーマー、演出家などなど、集まらないしこんなに数としていない。
アメリカで、音楽が一般の人たちの生活においてどんなに重要な存在で、だからミュージシャンは当然必死になっても良くて。
これからお前が行く国はそんな場所なんだよ、って言われてる気がした。
しかも単純に一曲一曲が本当にかっこよくて、これからオレが勉強する音楽はジャンルが違うけど(ルーツとか共通性はあっても)、こんな風に音楽で人の心を動かすために、スキルにも人的にも資金的にも妥協を許さない仕事ができたら幸せだなと思った。
ちなみに、このシーンを観て恥ずかしながら、1人で涙しちゃった。たぶん隣に座ってたおじさん驚いてただろうな笑