一昨日1/17は丸の内にある『コットンクラブ』にライブ鑑賞に行きました。この日は世界最高のジャズコンテスト『モンクコンペティション』を優勝した若手トランペッター・マーキスヒルのバンドのライブでした。   バンドメンバーとして参加していたピアニスト・James Francies(ジェイムスフランシーズ)に招待してもらいました。 -James Francies-クリスデイブやエリックハーランド、ケンドリックスコットのバンドのメンバーに選ばれるNY若手人気ピアニスト 彼とはNew School(NYの音楽大学)のクラスメイトで、その頃から彼のプレイは素晴らしかったです。今でも覚えてるのはtheory & performanceという授業(実際にクラスの中でセッションしながら勉強するレッスン)では、ピアニストは彼と僕だけ。彼がとんでもないソロを弾き終わった後、交代で僕に順番が回ってくると「あんなにうまく弾けない...」と思い、とてつもない緊張があったのを覚えています。 -2014年New Schoolの教室にて- そしてこれが僕のNY最終日。祐亮が日本に帰ってしまうNY最後の日だから！と言って彼らは教室に呼んでくれました。一緒に音楽の話やこれからの進む道の話などをしてお別れしました。ちなみに右に写っているのは彼もクラスメイト、ドラマーのJeremy Dutton(ジェレミーダトン)。この2人のプレイは学校でもずば抜けていました。2人のプレイ↓ 『SWAY / James Francies』   そんなJamesと昨夜、2年ぶりに再会。プレイは相変わらず素晴らしく、更に研ぎ澄まされていました。本当にかっこいい。そしてライブが終わった後に少し話すことができました。内容はざっくり言うとこんな感じです。 河野「James有名になったねー！すごいじゃん！」James「最近調子どう？毎日練習てカンジ？」河野「プロになったぜ！ウィーンジャズフェス、ロニースコッツも出たよ！」James「おおまじで！すげーじゃん」 最初ちょっとなめられましたが、素直に喜んでくれました。笑   2-3年前まではお互い学生の身で、厳しい音楽の世界で生き抜かんと必死に勉強練習してた同士が、今こうしてプロになって再会できてとてもうれしいし誇らしくもあります。クラウドファンディングを成功させてNYでレコーディング、ライブなどできれば海外での活動の幅ももっと広げられると思っています。そうやっていつか国際ジャズフェスティバルやイベントでまたJamesと再会できたらうれしいです。 僕も同級生として負けないぞ！国内だけじゃなくもっともっと世界に出ていけるようにがんばるぞ！Good to see you James!

  河野祐亮クラウドファンディング応援事務局です。 ついに開始された一大プロジェクト。「河野祐亮ピアノトリオ New Yorkでレコーディングを」 そのスタートは2017年1月11日（水）キーストーン東京のライブで発表されました。当日の様子を写真でご紹介。また、MCではゲストの佐藤洋祐さんから寄せられた応援コメントも掲載します。   グラミー賞を受賞し世界を見てきた佐藤洋祐さんが考えるjazzへの危惧、今を生きる若いjazzミュージシャンへのメッセージ、そして今回のクラウドファンディングへの考えをライブでお話した内容そのままに、ノーカットでお伝えします。   ▼キーストーンライブ写真 ー超満員の会場で白熱したライブになりました   ー気持ちを込めて演奏するピアノ河野祐亮   ー卓越した佐藤洋祐さんの音に魅了されました   ードラム木下晋之介のソロはこの日も炸裂していました   ー他3人が前を走り回る中で支える大黒柱、ベース座小田諒一   ー佐藤洋祐さんの歌声も聴かせていただけました   ー客席と非常に近い距離感で演奏させていただきました   ー素敵な笑顔。いい時間が流れました。   ー中には小さなお子さんも。聴き入る後ろ姿はなにかを感じてくれているようでした。   ー演奏終了後の大きな歓声、ありがとうございました！   ーアンコールも盛り上げていただきました。またライブでお会いしましょう！   ▼佐藤洋祐さん応援メッセージ　※当日MCまま   1940年代最初のカーネギーホールでの（デューク）エリントン※のその時がピークだったと思うんですが、その時は一番大きな市場があったわけで。それがどんどん小さくなって今はもう（指をつまんで）こんなんなってるわけですね。まあ、売れりゃいいってもんじゃないですけども、昔の人が築いたものをかなり、まぁ悪く言えば"食いつぶした"わけです。僕は……やっぱりその今の人たちは、もしね、昔の人たちに感謝するのであれば、もちろん勉強することもそう、素晴らしいアーティストになることもそうですけども、やっぱりその、、、、 「リスナーのことをやっぱり忘れちゃう。」 jazzというのは御覧頂いたらわかると思うのですが、リスナーのことを簡単に忘れることができるんです。入り込んで、いくらでも。もう深いところに、遠く、ずっと遠くへ行ってしまいます。そうするとお客さん、「あ〜」って、（手を振りながら）「じゃあまたね〜」って。 （会場笑） ずーっと長い年月かけて起こってきたわけですけど、それじゃなくてね、彼（河野祐亮）のスタンスはちょっとそれがおもしろいところで。こういった形で、なんの形にしても、オーディエンスに対してこう、「一緒に作ろうよ」と働きかけるような、そうゆう今までの……。なんていうのかな、ちょっと凝り固まった「俺はjazz演奏してるんだ」と、そうゆうような姿勢じゃなくてね。「みんなで、皆さんの協力をお願いします。」と、こうゆうことするミュージシャンはいなかったんじゃないかと思うんです。そうゆう意味では僕は本当に彼のことをすごく応援したい。 僕もjazzが何度か、もうこのままjazzが尻すぼみになってしまう……素晴らしいミュージシャンはたくさんいるんですよ。だけど、聴いてもらえないことにはね。そうゆうことをやっていかないといけないんじゃないかと思う中で、こうゆう風にする若者がいるというのは、まぁ僕よりずっと若いと思うんですけど、そうゆうのはやっぱり僕としてはたいへん応援したい。だから皆さんにももしよろしければ。……100万円とは言いません。 （会場笑） ちりも積もれば山となるという、このね。このキーストーンの皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。 （会場拍手） （河野：（お辞儀をしながら）ありがとうございます。よろしくお願いします。） ……ねぇ、投資してハワイになんて行かれたらたまったもんじゃないですもんねぇ。 （会場笑） ちゃんと誠意をね。見せてね。 （新曲『Longing for HOLOHOLO』イントロスタート）   ※（デューク）エリントン・・・エドワード・ケネディ・デューク・エリントン（Edward Kennedy "Duke" Ellington、1899年4月29日 - 1974年5月24日）。アメリカ合衆国 ワシントンD.C.出身のジャズの作曲家、ピアノ奏者、オーケストラリーダー。1930年代から第二次世界大戦後にかけて『A列車で行こう』（作曲はビリー・ストレイホーン）など、音楽史に残る様々な作品を世に出した。 --------------------------------------佐藤洋祐 Profile東京都出身。2008年よりに渡米しニューヨークにて活動を開始。グラミー賞を受賞したボーカリスト、グレゴリー・ポーターのアルバムに参加しリードアルトサックスを担当。世界各国のジャズ・フェスティバル等に参加するなど精力的にツアーする同バンドのメイン・サックス奏者として高い評価を得た。--------------------------------------   ▼河野祐亮コメント   開始からたくさんの応援ありがとうございます。ひとつひとつが想像以上に嬉しく温かいコメントに顔が浮かびます。ご存知の通り、本プロジェクトは「All-or-nothing」。未達成であれば今ある資金も手元には入りません。是非一緒に経過を見守ってください。これから入金を検討されている方へ、がんばりますのでどうぞよろしくお願いいたします！！！！     REPORT BY TOMOKO SEKIGUCHI