さて、アルファメンバーのフィリピンへの想いをつづるコーナーの第4弾です!今回は渉外班所属のしゅんすけさんが書いてくださいました!アルファに四年間所属している先輩の想いが詰まっていますので、ぜひご一読を!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
皆さん、こんにちは!
ALPHAで渉外班に所属している、唐澤俊介と言います。
この度は、私たち学生NGO ALPHAのプロジェクトページをご覧いただきありがとうございます。
ここに少し自分の想いを書きます。
私たちが現在支援しているプグハナンという村とは、自分がALPHAに加入した2014年8月からの付き合いです。もうそろそろ3年になるのですね。長い付き合いです。
最初の頃は教室の建設地への道も全く整備されておらず、雨季の激しい雨のせいで泥々になった道(あってないようなものでした笑)をツルツル滑りながら、ブロックを運んだり、遠くの山から木を運んだりしたのを思い出します。正直あの頃は辛かったですね(笑)しかし、その後はALPHAの支援と現地の先生たちの協力もあって、政府が建設地までの道をしっかりと整備してくれたため、建設活動が格段に楽になりました。
このように、最初の建設活動が辛かったため、プグハナン村に愛着があるというのもあるのですが、それよりももっと、この村に思い入れの深い理由があります。支援を始めた当初、村の人々のALPHAに対する視線は、とても冷ややかなものに感じました。もちろん、愛想は良くしてくれますが、どこか距離を取られているような、そんな感じです。知らない異国の奴等がいきなりやってきた訳ですから、この反応も当然でしょう。
しかし、2回、3回と村を訪れるにつれ、私達が道を歩いていれば、声をかけてくれるし、こっちが知らない人でも、遠くにいるにも拘わらず、自分の名前を呼んでくれるし(どこで知ったのでしょうか...笑)と、だんだん村の人々が温かく迎え入れてくれるようになってきたのです。これが自分には嬉しくて仕方がありませんでした。異国の地に、もうひとつの家族がいるように感じました。それも数人とかではなく、何十人という大家族です。
この感覚が、いつしか、自分の「支援」というものの考え方を変えていきました。「支援」といえば、一方的に何かをしてあげるというイメージがあり、正直1、2回目の渡航ではまだこのイメージが抜けていなかったように思います。しかし、次第に「支援」というのは、一方的なものなどではなく、相手側と一緒に作り上げていくものだ、と考えるようになってきました。「現地の人と共に」問題に取り組んでいくものだと。そこには支援する側とされる側という上下関係も存在しません。平等の立場で、一緒に何かを成し遂げるのです。
この「支援」のイメージを一番強く感じたのが建設活動を通してでした。自分は、2回程建設活動のリーダーを任せていただける機会があり、そのおかげで建設を広い視野で眺めることができました。つまり、日本人やLOOB(ALPHAが提携している現地のNGO)メンバーだけではなく、建設活動に協力してくれている全ての人々の存在が見えてきたのです。現地の大工さん、村の子供たち、村のお母さんたち(現地の言葉で「ナナイ」と言います)等々の姿が。みんな、顔に満面の笑みを浮かべて建設活動をしてくれていました。それはもう楽しそうなこと(笑)見ているこっちまで自然と笑顔になってきます。
このような光景は、当初、ほとんど見られないものでした。これもALPHAが「継続性」を大事にしている結果だと思います。何度も何度も訪れることで現地の人達との関係を密にしていく。これはとても重要なことです。この努力なしに「支援」をすることなんてできない。相手と真摯に向き合うことをしなければ、「支援」なんてできないと思うし、格好良いからとか何かキラキラしてそうだからとか、そういう中途半端で独りよがりな気持ちなら「支援」なんてするべきでないとも思います。
さて、拙い文章ではありましたが、自分の想いを少し綴らせていただきました。もし、ALPHAの活動に少しでも興味を持っていただけたなら、ご支援くださると幸いです。SNS等でも活動の情報を発信しているので、そちらもご覧いただければ、と思います。
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました^^
渉外班6期
唐澤俊介