注:新聞記事をアップする事の許可は頂いております。
新型コロナ感染症で、未だ学校が休業になっています。
4月15日に記事が掲載されてから40軒ほどの世帯申し込みがあり、個別宅食配を行いました。
しかし新聞では、困っている世帯には情報がなかなか届きません。
対象世帯は、新聞等をとってない世帯が多く、この情報が必要としている方々へ届かない。
いつもなら、公民館や図書館などに掲示して貰ったりもしますが、どこも閉まっています。
宅食配の条件は、
①コロナ感染症によって世帯収入が減収した1人親の世帯。
②小中学校在籍の子どもがいて、給食がないことで予定外食費の出費がある世帯。
特別な借財はないが、貯蓄が出来るゆとりはなくギリギリで生活している世帯が
今回は大きな不安と困窮に陥っている。
宅配申込者の殆どの方の労働形態がパート時給であった。パート仕事は3月末から徐々に
なくなり、4月に入っては今回宅配申し込み世帯の全てがパート仕事がなくなっていた。
また、宅配時にお届けした方々、不安の声の一部です。
・4月分の収入が少ないため5月分の家賃が支払えない。
・4月分の生活費が不足した分カードローンを使ってしまい、支払うものが増えてしまった。
・5月一杯パートが休みなので6月分の給与がない、家賃と生活費をどうしよう。
・6月パートに戻れても6月分の給与は7月でないと支払われない為、5月6月無収入になる。
今回新型コロナでは、通常生活が困窮してしまう程の影響がある方と無い方の差がありすぎる。蓄えがないため、一度支払いが出来ないとそれを挽回出来るチャンスがない世帯の困窮が激しい
正社員であればボーナスなどで補填も出来るかも知れないが、時給では挽回ができない。
転びが大きければ大きいほど、起き上がりが出来なくなる。
前例のない有事である。前例のある中での支援じゃ無理がある。
前例のない有事には前例のない支援でなくては、対応が出来ない現状がここにある。
特定非営利活動法人NGO未来の子どもネットワーク
かさいひろこ