東京学芸大学アメリカンフットボール部SNAILSを支援していただきありがとうございます。
マネージャー3年 倉山 裕子です。
皆さんは、“momentum(モメンタム)”という言葉をご存じでしょうか。
日本語で「勢い、はずみ」などを意味し、あらゆるスポーツで耳にするこの言葉。
中でもフットボールは「モメンタムのスポーツ」と言われており、私たちも試合や練習の中で意識する場面が多くあります。
11月17日(日)。
第6節 上智大学戦は、その言葉の意味を改めて実感する試合となりました。
先制点を相手に奪われたものの、なんとか同点に追いついた第3Q。
全員でパシュートし、全員で相手キャリアを押し込むなど、最後まで執念のプレーを見せたSNAILS DEFENSE。
約300人の大応援団からの声援と共に、着実にゲインしたのはOFFENSE陣。
フィールド、サイドライン、そしてスタンドの誰もが、1ydでも前に進もうともがきます。
完全にモメンタムを掴んでいたあの瞬間、少しの恐怖を帯びたどうしようもない楽しさに、全員の胸が高鳴っていました。
しかし、“moment”umは、その名の通り刹那的であり、不安定なものに過ぎません。
敵陣深くに攻め込んだ後、確実にFGを決めて勝ち越し点を奪おうと試みるも、相手のブロックにより失敗。
試合終了が迫る中、今度は相手の攻撃が始まります。
そこから瞬く間に前進され、それと共に立ち込めた不穏な空気。
しかし、どうにかこちらに攻撃権を戻し、最後にはFGを決めてなんとか勝利することができました。
相手にペースを掴まれた瞬間に漂った、今までにない緊張感と怖さは、今でも私の中にこびりついて消えません。
今、私たちに必要なのは、“モメンタムを掴む”ための努力ではありません。
ただ目の前の1プレーに、全身全霊をかけてぶつかる。
それを重ねていくだけです。
これまで以上に接戦となることが予想される、成蹊大学戦、そして入替戦。
小さなミスが命取りになるため、1プレー1プレーの精度が求められることになります。
まずは最終節で必ず勝利し、入替戦への切符を手に入れます。
―GAME7―
vs. 成蹊大学 ZELKOVAS
12月1日(日)
17:45 KICK OFF
@アミノバイタルフィールド
https://www.ajinomotostadium.com/access/