第一回オルガノンクラス質疑応答Live配信・第一夜はわたしが考えるかぎりでは成功裡に終わりました。
ちゃんと確認していないのですが、5, 6人の方が見てくださったようです。わたしの想定以上の人数で、感謝しております。
そこではオルガノンクラスやわたしについて知ってもらうことを意図しており、様々な質問やトークテーマを寄せていただくつもりでしたが、質問に答えるというより提案・助言をいただくことが多く恐縮でもあります。
今晩21時から第二夜も行いますので、よろしくお願いします。
リターンについての詳細、収益化の見通しなどにも可能な範囲でお答えします。
また、ここは第一夜配信で受けた質問の一部を再現させていただきます。
いただいた質問と返答の再現
Q. 受講に年齢制限はありますか?
A. ございません、全くないです。人生の大先輩方から意欲的な小学生まで募集しております。ただし、契約・支払いの観点から、保護者の方との相談が必要であると判断する場合があります。
Q. クラス・通話の進行形式を具体的に疑似体験できる動画はありますか?また作成の予定はありますか?
A. そのような動画はなく、配信および無料相談通話にその役割を担わせております。また、本クラスの「受講者の目線に立つ」という姿勢を誤解されるリスクを回避しながら、撮影、編集、そもそもの動画のあるべき姿のディレクションを越えて動画を作成するコストが高すぎるので製作予定はありません。
Q. 算数と数学の違いってどこですか?
A. 個人的見解はありますが、各人が各人の区別を算数と数学の間に設けていると思います。そのhegemony争いに介入する気はないのですが、配信では長々と個人的見解を語りました。わたしの見解を端的に述べると、「算数は、数学の一分野であって日常生活に必要な計算を中心としたトピックを取り出したものである」、くらいでしょうか。しかし、日常生活と数学以外のほかの学問の境界線、日常生活と産業の境界線など、説明すべき点が多々残ります。さらには「数学とは何か」に答えられなければならず、こちらの問いには数学の哲学の専門家ですら合意はないものと思います。人類は数学とは何か何千年も考えあぐねてます。
Q. 卒論の詳細を教えてください。
A. 部分構造論理という比較的新しい論理学研究に、(形式的な) 論理とは何かを問う哲学的議論が追いついていないという指摘を、具体的な部分構造論理の体系を構成することで試みました。しかし、人類はその議論を更新済みであったことに気が付いておらず手落ちがあったと言わざるえません。なお、当時のぼくはその手落ちが恥ずかしくしようがなくて、せっかく京都数理解析研究所の研究集会で錚々たる面々の前で発表する機会をいただき実際に多くの先生にご助言・厳しいお言葉をいただく光栄に授かりながら、講究録というワークショップの報告書のようなものへの記載を断ってしまい、今では断ってしまった無礼と研究に向き合えなかったのではないかという疑念から後悔があります。一部の人にわかりやすく表現すると、哲学へのバク報告のissueを投げた(論文)らデバッグ済みだったという指摘 (厳しいお言葉) がかえってきたということです。実際、わたし自身、更新された哲学的議論に納得しました。
目標額150000円に対して現状105000円と70%も支援いただいております。感謝を申し上げるとともにさらなる支援をお願いする次第です。