「クレイジースモール3D5FT」2021年8月発売予定
上下左右に加えて押し込みもできる5方向ジョイスティック搭載のUSBプログラマブルキーボードに加えて、9軸センサー搭載で姿勢情報のシリアル通信出力ができるデバイスです。各方向に最大3つのキーの組み合わせを登録可能。側面の3つのABCボタンに割り当てられたプリセットごとに登録できます。
姉妹品の5FTとの大きな違いは、3D5FTは本体の姿勢情報(回転角度)をシリアル通信で出力できる点です。
マウス機能が3D5FT本体にはありませんが、シリアル通信を利用して空中マウスとして利用できる付属アプリがあります。9軸センサー搭載でヨー方向の角度も検知できますから、空中マウス機能ではPC画面へ向けるだけで、向けた先にマウスカーソルが移動します。
また、姿勢情報にはロール、ピッチ、ヨーの他に、3次元CGで多用されるクォータニオンと、本体のジョイスティックボタン情報も含まれます。
本体はCOMポートとしても認識されますので、簡単に他のソフトウェアと連携が可能です。また、付属アプリでは、シリアル通信をLANのソケット通信やWebSocket 通信に変換する付属ソフトがありますので、例えば、Web GL(Three.jsを利用)を使ってブラウザ上で3次元CGを表示するWebページとも連携することができます。javascriptで簡単にJSON形式で情報を取得できます。OpenGLのpythonのサンプルもあります。Processingのサンプルもあります。
モデリングソフトのBlenderと連携するプラグインのサンプル(※experimental)もあります。Blender内の任意のオブジェクトの姿勢(角度)を、本体の姿勢と同じにすることができます。
ゲームエンジンのUnityやUnrealEngineからも付属ソフトウェアを介して連携することが簡単にできます。サンプルスクリプトがありますので、すぐに実装できると思います。
シリアル通信の方式は、姿勢情報を連続的に出力するモード(プリセットB)と、アプリ側から要求があった場合に返信するモード(プリセットC)の2種類があります。プリセットAの場合はシリアル通信は行いません。シリアル通信とキーボード出力は併用出来ます。※キーボード出力処理の間はシリアル通信は停止します。
VRやロボット制御などの研究開発分野やゲーム開発などで姿勢制御に利用できます。Open GLやDirectXなどの3次元CGプログラミングやクォータニオン,行列演算の学習用途にも適してます。
付属ソフトやサンプルのソースコードを公開しておりますので、自由にご利用ください。