開発時に本体を固定するための最適な方法を試行錯誤していたのですが、
最終的にはスポンジに両面テープが付いていて剥がしやすいもので、貼る位置が間違いにくいサイズのもの、ということで両面テープ6枚ということになりました。
当初はプラスチックカバーを嵌めて分離可能で固定する方法から吸盤で固定する方法、ゴム足やシリコンなどの滑り止めで固定する方法、などを検討しましたが、どれも今一つでして、がっちり固定し、かつ、剥がしやすいという点で両面テープが適するという結論になりました。
フローリングに対してはそれで良かったのですが、カーペットや、極端な話、畳だとどうするのかという問題がありました。本体が小さく軽いために、なにか補助板のようなものが必要だったのです。いくつか補助板候補となるサンプルを海外から入手して試してみたところ、うまくいきました。補助板に本体をなんらかの方法で固定して、補助板をゴム足やシリコン等で滑り止めすればいいという実験結果になりました。
ただ、補助板は使わない人もいます。専用の補助板を開発して標準で付けるとなると、さらに価格を上げる必要がありました、しかし、できるだけ安価にしたい。そこで、本体と一体化する補助板ではなく、本体とは両面テープで固定する方法で、なにか安価なもので代用できないかと考えました。考えていて、なんとなく音楽を聴きながら考えていて、音楽、、CD、、あ、CDでいいかも。となりました。
力を分散させるための円形の形、安定させるためのサイズ、そして薄さとプラスチックの耐久性と剛性は、偶然にも理想的でした。試しに本体とCDを両面テープで接着してみました。デザインはディスクのキラキラまかせになってしまいましたが、操作の具合としてはOKです。斬新すぎないか?いや、斬新なのはこのシリーズ自体がそうだから。と思いました。
こういうのでいいんだよ、って、誰かが言ってくれるような気がしました。