「どげんかせんといかん日本の慢性痛医療」、エヴァンジェリスト(伝道者)の江原です。
活動報告では、NPOスタッフの日々の活動やどげんかせんといかん日本の慢性痛医療の準備状況などについてお知らせしていきます。
本日は主催者であり日本を走り続けている、難治性疼痛患者支援団体『ぐっどばいペイン』代表理事、若園和朗氏の準備状況についての続報です。
東京の次の日に小倉!?
翌日10月18日はなんと!小倉にいた若園先生(江原はこのように呼んでいます)。
若園先生のSNSを見てみると、小倉で難病患者さんの痛みの管理について意見交換をしてきたそうです。
そして翌々19日母方に移動し、「どげんかせんといかん日本の慢性痛治療」の打ち合わせをコーディネーターの先生方と行っていました。前回の活動報告のアイキャッチにあるように、最後は飛行機で帰路に就いたようです。ほんと東へ西へとお忙しい!
打ち合わせでは、「不登校、引きこもりと痛みの関係」が話題になっていました。どげんかせんといかんでは、その構造と対応についてパネリストがお話しします。コーディネーターの平田先生の病院にも、お子さんの痛みを相談にくる親子さんが多いとのことです。
子供の慢性痛
間違えちゃいけないのは、子供の慢性痛と言ってもサッカーをやっていて膝が痛みがあって治らない、そういうスポーツ障害とはちょっと違います。
足首のねんざのようなちょっとしたケガの後、痛みが変化して発症するCRPS(複合性局所疼痛症候群)や、若年性線維筋痛症、慢性腰痛、その他診断がつかないような原因不明の体の痛みのことです。
子供の慢性痛というのは、診察や診断が難しいと言われています。まず子供の年齢によっては痛みをうまく伝えることができないからです。だいたいお母さんが説明したりしますね。本当にうまく説明できないだけで原因が見つかればよいのですが、それ以外にもいろんな問題が絡みます。痛みを長引かせる心理社会的要因です。
痛みへと変貌した苦悩
私の経験で話すと、子供であっても体の原因の他に人間関係で深い悩みを抱えていたり、家族の中でストレスを抱えている場合があり、それを打ち明けられずに苦悩と痛みが混ざってしまった子を見たことがあります。その場合、診察室やリハビリで親と離れたときに、子供が本音を語ってくれることがあります。
不登校や引きこもりの場合、不規則な生活や家族間の交流の少なさが痛みをさらに悪化させることもあります。コミュニケーションも難しくなり、医療者-患者関係づくりが最優先になることもあります。
痛みとともに人を診る
体だけ見ていても痛みの本質が見えなくなる。人として痛みを診るのは慢性痛医療の基本です。引きこもりのような関連する問題から、痛みの問題を学ぶことができるのです。
そして、この記事を見たみなさんも知ってください。ぜひSNSで拡散してください。皆様のお力が結集し、社会が変わります。社会に認知されれば、立法化がさらに進みます。
完全に若園先生の話から子供の痛みに話が変わってしまいました(笑)。
打ち合わせを終えた若園先生はつかの間の休息。当日まで忙しいと思いますので、ごゆっくりお休みください。
明日はどっちだ!?
痛みの医療の明日を変える、「どげんかせんといかん日本の慢性痛医療」にぜひご協力ください!
『どげんかせんといかん』クラウドファンディングサイト
https://camp-fire.jp/projects/view/191987
『どげんかせんといかん日本の慢性痛医療』特設サイト(一般・医療職向け)
https://www.pt-ot-st.net/index.php/seminar/detail/69035/
サテライトイベント『私たちは痛みの最前線にいる』(リハビリ職向け)
https://www.pt-ot-st.net/index.php/seminar/detail/69034/