✳︎川内村という場所で起きている事✳︎
私が川内村に来て思う事・・①(長くなっちゃったから)
私が川内村に来たのは2015年の夏でした。
オルタナという場所はまだ無くて、仲の良い友達も少なくて、しょっちゅう心細くなってました。
私は積極的に地元の人と関わろうと思い、子供を連れて(その頃上の子は10ヶ月くらい)野菜勉強会や子育てサロン等に足を運び、ご縁のあった方のお家にお邪魔したりしていました。
子供を連れて行くと、「今は子供の声をほとんど聞かなくなってしまったから本当に嬉しい」と言ってくれました。
そして、昔はそこの川で子供達が川滑りしていたんだよとか、小学校も3つもあったんだよとか、昔の話を聞いて、元々子供達が多かった場所だったんだという事を知りました。
そして、〜先生、と呼ばれている方によくお会いするので、どうしてだろうと思っていると、その方々は以前保育園の先生をしてらっしゃっり、今もその方々は〜先生と呼ばれ、村の方から親しまれ、地域の民生員や子供教室の見守りなど、今現在の子供達からも頼られる存在なのでした。
子供を連れているだけで、地元の方が声をかけてくれ、何か持ってなかったかな〜とバックを探して取れたてのトマトやキュウリをくれたり、お菓子をくれたりするそんな村。
本当に子供を大切にしてくれるところです。
散歩に出れば、連なる山の中の澄んだ空氣に、どこまでも流れる美しい川に身体も心も癒される場所です。
原発事故当時、全村避難となった川内村は2012年には帰村宣言が出され、元の人口の半分程の村民の方が戻られました。
あの原発事故は私の地元のいわき市にも大変なショックを与え、川内村に移住しようと話しが出た時は放射線量の心配が頭をよぎりました。
様々な情報を自分なりに解釈し、私はこれからも産まれ育った福島で生きていきたいと思っている事、川内村といわき市の放射線量がほぼ変わらない事、川内村村内の除染が進んでいる事などを踏まえ、私とゆうきくん(旦那さん)が出会った場所でもある川内村に移住する事を決めました。
川内村は、ほとんどの家庭の方が畑を持っており、季節ごとにたくさんの新鮮な野菜を作っていらっしゃいます。
川内村の畑で作られた野菜からは放射能は検出されていません。
長年この土地で、ここの土で生活してきた方達が作った野菜はとてもおいしく立派で、みなさん惜しげもなく分け与えてくれます。
瑞々しくて美味しくて、心をこめた野菜はご馳走でした。
また、その野菜を使った漬物が本当に美味しくて、集会などがあると各家庭から持ち寄った漬物や手作りの食材(手作り味噌やお菓子、手作り化粧水やクリームなんかも)が並び、食べ比べをしたり作り方を聞き合ったりして、みなさんが川内村での生活を楽しまれているように感じました。
一度は失われかけたここでの生活を、もう一度取り戻し、この地を愛しここの土を愛して暮らしている人達の生活を、私はとても愛おしいなぁと感じたのでした。
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残りあと5日
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