プロジェクトが無事に終わりました!
サクセスとまではいかなかったものの、たくさんのご支援を頂くことが出来ました。
なんかもう嬉しすぎて感極まっています。。。
活動報告とかいって結局自分のことばかりになってしまいましたが、自分を知ってもらえる良いチャンスだと思っているので、ちゃっかりもう少しだけ書かせて下さい...
『あなたの夢は何ですか?』
ずっと幼い頃から幾度となくされてきた質問です。きっと誰もが同じようにされてきたと思います。
そして僕はその度に頭を悩ませました。
何をやっても思うように楽しめなくて、周りの人とも上手く馴染めない自分からは、どうやっても何にも浮かんでこなかったんです。
それよりも今を生き抜くことに必死だったのだと思います。
初めて描けた夢は、10代最後の時。
唯一「音楽」だけはずっと自分のそばに常にあって。元気をもらったり、とことん悲しませてくれたりしたのは人ではなくほとんどが音楽でした。
そしてクセのある3人と何かに導かれるようにロックバンドを組んで、ボロボロの一戸建てを借りて一緒に住み初めて。。
そんな生活を続けるうちに、気が付けばいくつかの夢が自分の中に芽生えていました。
4人でやるライブが今までの人生では考えられないくらいに楽しすぎて、ステージにいる間はたくさん笑ってたくさん泣いて、唯一自分が自分でいられるような気がして。
そこからは自然と想いが生まれていきました。
もっと多くの人とこの気持ちを共有したい、同じように毎日を生き抜く為に必死になってもがいている人がいるのならば、その人にとって安心出来る空間を自分達が作ってあげられるようになりたい。
ライブハウスに向かうまでは暗い顔をしていた人が、帰り道は笑顔でいられるように。
だからこのバンドで絶対に売れたい。
それが僕の初めて描けた夢でした。
そしてその夢を掲げた時に心から応援してくれる人たちと出逢えました。
あ、自分がやろうとしていることは間違いじゃなかったんだって思えたのが凄く嬉しかったのを覚えています。
今、バンドは活動出来ていません、でもこの夢は未だに強く自分の中に生き続けていて、これから先も変わらないのだと思っています。
その為にはまだ死ぬわけにはいかないし、立ち止まってるわけにもいかない。何でもいいから、何か自分が生きていられるモノを見つけなければ。
そうなった時に出逢えたのが写真だったわけです。
写真と出逢えていなかったら、今回このプロジェクトを始められていなかったら、その夢を失ってしまっていたかもしれません。
自分が自分でいられる為の「何か」が無ければ僕は抜け殻になってしまう程に脆いのだと思っています。
それぐらい自分にとっての「音楽」と「写真」って大きいんですね。
"好き"という言葉はあまりに広い意味で使われすぎている気がしていて自分で使う時よく悩みます。
自分にとって「音楽」と「写真」って好きより大切の方がしっくり来るような気がします。
今回の『笑福論』も、バンドをやっている時と同じ想いで作っている写真集です。
ただ、今の自分とバンドを組んだ当初の自分とは決定的に違う部分があります。
今の自分は、人の温もりを知っている。この数年で人からたくさんの勇気、そして愛をもらいました。普通に生きていたらそんなこと当たり前のことなのかもしれないですが、自分は長い間知らずに、気がつけずに生きてしまったから、、何よりも大きいものになっているんです。
それをバンド活動を通して出会った人達だったり、周りにいて支えてくれた人、街で偶然出会った人が教えてくれました。
この写真集で誰かの心が少しでも軽くなってくれたら、それが何よりも嬉しいです。
皆さん、本当にありがとうございました!
そしてこれからも、光田ゆうきをよろしくお願い致します!