皆様、こんにちは。朝晩、だいぶ涼しくなってきましたが如何お過ごしでしょうか?
今週末から来週にかけてまた天気が悪くなる予報で富士山にはいけないので今週は国立市内での桜の調査をメインに活動しています。
今日は、私が普段しています桜並木の保全と更新に向けた調査・研究の紹介をさせていただきたいと思います。
先日、切り株の調査をしている所から少し離れた桜に大きなキノコが発生しているのを見つけました。
放置すると胞子が飛んでしまうので消毒のために木材の防腐剤の成分のホウ酸を木工ボンドに混ぜて塗りました。
混ぜているときに何故かゼリー状になってしまい不審に思い調べましたらスライムが出来てしまったようでした。スライムは、洗濯糊(主成分は、ポリビニルアルコール)にほう砂を混ぜて作る方法がよく紹介されていますが、実は木工用ボンド(主成分は、酢酸ビニル)でも作れてしまうようでした。
スライムは、溶けにくいものですが万一溶けると良くないので翌日水性ペンキを塗って防護措置を取りました。
回り道をしましたが胞子が飛ばないようにすることは出来たので良かったです。明日は、今日の午後少しだけした年輪の標本採取をします。
桜の切り株の調査の為につかいたいと思っているお金を富士山での調査に回さざる得なかったので大きなノコギリを借りて作業に手間取っている状況を早く解決したいと思ってます。
皆様のご支援をお願いします。