皆様、今晩は。今日は先日に引き続き国立市にある大学通りで桜の切り株から標本を取る作業をしました。
最初にしたのは、切り株に生えてしまったキノコを菌糸が広がっていると思われる範囲ごと電動ノコギリを使って切りました。
今回、始めて電動ノコギリを使いましたが手で引くノコギリで半日以上かかる作業が20分程で切れました。その代り振動がすごいですが・・・。
上の写真は切った後の様子です。帰宅した後に毎回キノコの臭いが靴やズボンに移ってしまって困っていましたがこれでしばらく安心して作業ができます。
電動ノコギリは、とてもパワフルですが切り株を水平に切れないので手持ちのノコギリでひたすら輪切りにして行きました。ただ、このノコギリは20センチ位の長さしかないので写真に向かって左上のところにホールソーで穴を開けて手持ちのノコギリの歯が奥まで届かなくても横方向に切っていけるようにしました。今日中に終わりたかったのですが、バッテリーがなくなりましたので明日続きをすることにしました。
帰宅後は、今までの作業で取った標本がキノコの菌糸で腐らないように漬けているポリエチレングリコールが入った容器に紫外線を当てる装置に紫外線LEDを追加する作業をしました。予算の関係でポリエチレングリコールは入手できた量が少ないので漬けている溶液は高濃度ではなく20パーセント位なのでとにかく今は腐らないようにして11月の市民祭まで頑張って保存していくつもりです。
桜の研究と富士山での調査が両立できる状態に早くなりたいです。