
情報公開型売却専門不動産会社設立プロジェクト進行中
https://camp-fire.jp/projects/view/19837
~大手不動産会社と錯覚(システムは人力編)~
大手不動産会社の営業マンだった頃、「なぜ数ある不動産会社の中から弊社(大手不動産会社)を選んだのか?」というアンケートをとった事がります。その結果、ほとんどのお客様は「不動産業界に良い印象は無いが、大手ならマシだろう?」という漠然とした印象によって大手を選択している事が分かりました(詳しくは以前の投稿をご参照下さい「~不動産売却のお話~」より)。そこで、私自身が勤務していた大手不動産会社を例に、皆様のイメージと実際のギャップについて、在職時(数年前)時点でのお話しをしたいと思います。皆さん大手と聞いて最初に思い浮かべる事は、おそらく「大手の不動産会社ならば、そのシステムは、お金のかかった中小企業には出来ない素晴らしいものに違いない」とお思いかと存じます。残念でした(笑)、自分の店舗のエリアに売却物件の数が何件あるかすら正確に把握出来ないお粗末なシステムです。当然、「本日価格が変更した物件の抽出」という「本来出来て当たり前」的な事も出来ません。元々のデータはレインズという組織のデータを丸々使っており、このデータの最大の問題点である「売却物件毎にデータを集約出来ない」を、解消しないまま使っています。ただ、この件についての最大の問題点は、レインズのデータにほんの少しの工夫と手間を掛けるだけで売却物件毎のデータ集約とデータベース化が出来るにもかかわらず、大手不動産会社は「やろうとしていない以前に、やるだけの能力が組織内に無い」事なのです。前職がSE職だった私は入社当初どうしてもこの事態が信じられず、何度も直接システム部門へ問い合わせた事をよく覚えています。結果、「システムの作成は外注に丸投げ」の実態が浮き彫りに…かろうじて運用を行っているにすぎない、というのが大手不動産会社システムの正体だったのです。しかも驚く事に「レインズから取った過去のデータを形式に拘わらず欲しい」と問い合わせると「バックアップは取っていない」との信じられない返答が。当初は、部外(といっても社内だぞ!)にデータを出す事を禁じられているのか?(正当な理由なんてとても思いつかないが…)とも思い、何度も聞き出そうとしたのですが、どうやら本当にバックアップすら取っていない様子。思わず、「今までだって同じ様な要求は営業マンからあったでしょう?準備くらいはしてるでしょうが、応じられる様になるのは、いつ頃ですか?」と呆れながら問うと、「今までで初めての問い合わせ内容です…」という信じられない回答が…。思わず受話器を握りしめながら、所長以下、周りの営業マン全員を眺めてしまいました。国内最大手と呼ばれるこの会社には、「過去のデータから傾向を分析し、自社の売主様の売却活動に役立てよう」という考えを持った営業マンが全国に一人もいない…。その後、システム部門に問い合わせる事もなく、自前の技術(テクニックと呼べる程の技を使う作業でもないですが…)を使ってエクセルVBにてプログラムを組み、データベース化を実現したのでした。当時、3つの自治体(市)内の売却物件を路線駅順&価格順にて物件毎に統一し、データベース化した状態で把握していたのは社内で「入社したて」の私だけ。毎朝、FAXで届くレインズ日報を、1件1件見ながら売却情報の変化(新規物件出現や価格変更等の動き)を確認しているのを横目にボタン一つ押下、数秒で状況を把握していました。この様に「人力」で行っている大手不動産会社のシステムは中小企業より劣ってはいても勝っている事はないとご理解頂けたかと存じます。え?何故そのエクセルVBを同営業所の営業マンに提供しなかったって?それはこの会社に「共喰いシステム」の伝統が存在するからです…。その話は次回「~大手不動産会社と錯覚(社内の友情は背中からナイフが見え隠れする編)~」をご覧下さい。
え?漬けマグロ?お寿司屋さんに行ったら必ず食べる一品です!
( ̄▽ ̄)ノ



